2014年5月 8日 « トップへ » 2014年7月 7日

2014年5月11日

「噛み合わせを治す」その理論と方法

噛み合わせを治す矯正ができる先生は非常に稀です。その理由は2つあります。
1159341.png矯正医がかみ合わせを治せない理由
1、生理学的に正しい顎位*1の理論が確立していない。
2、正しい顎位を採得する技術を持つ先生がほとんどいない。
3、正しい顎位に歯を動かす矯正治療の手法を持っていない。

959643.png*1 生理学的に正しい顎位・・(当医院・・YOSHIDA methodでは)顎位とは上顎に対する下顎の3次元的な位置関係を表します。生理学的に正しい顎位とは、身体全体との関係も含め咀嚼運動(ものを噛む運動のこと)だけでなく通常の作業、運動などを行った際、お口の周りの筋肉にアンバランスな緊張を起こすことのないバランスの取れた下顎の位置のことです。

一方ナソロジー(アメリカで正しい噛み合わせの位置の定義を探求した学派)では、下顎頭が下顎窩内の前上方位であると 定義されています. 咀嚼筋のリラックスした状態において下顎頭が 下顎窩内に安定して存在する位置とします. こ の状態の下顎頭は,下顎窩内のほぼ中央に位置 します

ナソロジー(ヨーロッパで噛み合わせの定義を探求した学派)キャディアックスという全調節性咬合器用の機器を使った測定結果らか導き出す。

1、生理学的に正しい顎位の理論が確立していない。
1371566.png生理学的な正しい顎位は、ナソロジー*2やシークエンシャル咬合*3といった理論で治療が行われてきたましたが、実際はいずれのテクニックにおいても治療結果は芳しいとはいえません。「生理学的に正しい噛み合わせの位置は体のバランスで変化する」為、「全身の治療による調整」を複合して行う必要があるのですが、上記2つのテクニックはいずれも「顎しか検査しない」という欠陥があるからです。私どもは東西を問わない伝統療法を研究したうえで、全身のバランスを考えた噛み合わせを採得する技術を確立いたしました。

491105.png2、正しい顎位を採得する技術を持つ先生がいない。
1、と関連して、理論が確立していないため、そのテクニックを持つ先生は殆どいないのです。また体とのバランスを考えて噛み合わせの治療を実践できる先生はさらに少ないのです。

3、正しい顎位に歯を動かす矯正治療の手法をもたない。
もし正しい噛み合わせの採得法がわかったとしても、歯が常に移動する矯正治療では「生1160864.png理学的な顎の位置で歯が噛むように移動させる」技術は非常に難しく、また1、にあるように「噛み合わせの治療で体のバランスも変化」し、それがまた「生理学的顎の位置に影響を及ぼす」ため、常にチェックしながら噛み合わせ移動させる必要があり、治療技術はさらに複雑で困難になります。私どもは10年以上の研究と治療技術の改善で「その技術をすでに完成」させているのです。

099284.png噛み合わせの治療に必要な4つのPoint
1、3次元的に下顎の位置を変化させる。
2、顎周囲の筋肉にストレスをかけない治療。
3、正確なブラケット装着と治療後管理
4、全身のバランスを見ながら矯正治療をおこなう

1531971.png1、3次元的に下顎の位置を変化させる。
顎の関節は非常に特殊で、歯の位置や高さによって「3次元的に変化」します。また筋肉が緊張していると、顎関節が可動域が大きい2つの関節からなり、「移動しやすいく」それ全身に波及すると、元に戻すのが難しくなります。「正しい位置を予測しながら顎の位置を先に決め」その位置で噛むよう歯の移動を行います。

1466725.png2、顎周囲の筋肉にストレスのない治療。
①デーモンブラケットを使った矯正治療
顎の筋肉が緊張していると、正しい顎の位置に顎が収まりにくくなります。「顎の筋肉にストレスをかけない」ようにデーモンブラケットなど、「負担の少ないブラケット」を使用する必要があります。

879827.png①歯の治療が全てされていることが必要
根の病気や虫歯、埋伏歯などがあると、顎の筋肉に負担がかかり、生理学的な顎の位置への移動が難しくなります。お口の中の不具合(歯の汚れなどを含む)が「すべてきちんと治療されている」必要があります。

3、正確なブラケット装着と治療後管理
ストレートワイヤー法では、ブラケットは正確に位置づけなければ歯が噛み合いません。位置づけindirect.pngが悪いと特定の歯が当たり、それを避けようとして顎の位置をずらしてしまいます。正確なブラケットの位置決めと装着が必須になのです。私たちは「白須賀法」*4を用いて「ブラケット装着用のトレー」をドクター自ら作成しています。

また治療終了後も「OSAMUリテーナー」*5で矯正後の後戻りを最小限に抑えます。

*4 白須賀法・・東京歯科大学の白須賀先生が開発した、ブラケットを正確に位置決めし歯に装着する方法。模型をもとにブラケットを装着するトレーを製作する技術で、今までで最も精度の高い方法である。
*5 OSAMリテーナー・・吉井先生によって開発されたリテーナー装置で、矯正後の歯の移動を制限できる優れたリテーナー装置

4、全身のバランスを見ながら矯正治療をおこなう
944151.jpg噛み合わせを変える矯正治療では、「体のバランスが変化して生理的な顎の位置に影響を与え」ます。私どもは「身体と歯の治療を並行して行う」ことで、治療ごとに身体にも顎にも負担のない生理学的な顎の位置へと噛み合わせへと移動させてゆきます。そのため一「般的に行われる矯正治療よりも治療期間が長引く」ことがあります。


2014年5月 8日 « トップへ » 2014年7月 7日


コールバック予約

PAGE TOP