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2012年2月12日

よく患者さんから、アマルガムは危険な材料ではないでしょうか?

と聞かれることがあります。

全く害が無いとは私は言いません。
ただ、歯の治療を行う上でこれほどよい材料はありません。

虫歯を治療する場合、通常は感染に対する治療と、機能をもとに戻すため治療の両方を同時に行わねばなりません。

感染に対する治療では虫歯を取り除いたのちに、ただちに材料を詰め、治療後の感染を防がねばなりません。

たとえばインレーなどの型を取って行うような治療の場合、どうしても仮止の歯を入れる必要があり、日本では型をとって一週間後に入れるといった風習があります。

しかしアメリカの一流の歯科医は型を取るとそのあと自分で技工をして、翌日にインレーを歯にセットします。

このようなことが望ましいのですが、現在の日本の歯科医療の仕組みの中では、なかなか難しいのが現状です。

一方レジンや、アマルガムは、治療時即座に詰めることができるので、感染に対する治療と、機能回復の治療がただちに行えます。

後は、どちらの材料が、口の中で長持ちし、あるいは適合し、そして、体に安全かという議論になります。

アマルガムも水銀というあまりうれしくない材料が入っています。それに対しては様々な議論もあるでしょう。

かといってレジンが安全かというと、これも非常に疑問です。材料自体がMMAという樹脂であり、その材料でかぶれてしまう人はたくさんいます。水銀でかぶれる人などいませんが・・。

実際、レジンを詰めたのち、歯が異常にしみてきたり、痛くなったりすることは、よく見られる現象ですが、多くの先生は、虫歯が深いことを理由にして、神経を抜いています。

アマルガムも金属ですから、しみてくることはありますが、私の感覚ではレジンのほうがその確率は高いと思います。

一方レジンは吸水性があるのと、耐摩耗性が低いので、削れたり、再治療が必要になったり、かみ合わせが変化して、全身の問題が起こる可能性が非常に高くなります。

つまり、アマルガムのリスクを避けるためにレジンを使えば、レジンが持つ問題が生じ、それがかみ合わせや、再治療の可能性など、アマルガムで治療を行った場合より、はるかに高いリスクが生じる可能性があるわけです。

最近セラミック治療も出ていますが、こちらのほうは適合性や強度、接着に結局レジンを使うなどの理由でまだまだ選択できる材料とは言えない事情があります。

このように考えると、いずれにしても、全く安全に歯の治療を行う方法は今のところないわけですから、自分の歯を絶対虫歯にしない、子供の歯を虫歯にさせない、といった考えが最も大切です。

また万が一虫歯になった場合でも、このようなリスクを天秤にかけて選択するしかないわけです。
そのような理由から、私は一番にアマルガムを使うわけです。

食品の添加物と違って、それを食べなくて済む、というわけではなく、治療は何がリスクがあったとしても、治療をしなければ健康そのものの維持できなくなります。

そう考えると、余計な治療は一切しないほうがよいと言えるでしょう。

先生の治療に対する、姿勢をよく見極めてから、治療を受けるべきでしょう。

2012年2月11日

体の治療でも歯の治療でも治療には原因療法と対症療法が必ずあります。

残念ながら現代医学の治療のほとんどは対症療法にすぎません。
とくに整形外科、皮膚科などは、ほとんど対症療法しか行われておらず、治療とすら言える疑問でしょう。

たとえば、「腰が痛い」という訴えに対して、湿布を貼る、痛み止めを出す、これは治療とはいえません。

もともと腰が痛くなった理由を考えれば、体の姿勢が正常ではなくなり、無理な力や負担が特定の筋肉にかかってしまうために、痛みが起こります。

ということは、一生動いたり、運動したりしないのであれば問題ありませんが、生きている限り、その姿勢を直さない限り、痛みは消えません。

湿布や、痛み止めはその痛いのを止めているにすぎないのです。

皮膚科の薬も、何らかの体の問題(多くは体内の毒物や、異物の排除が行いきれなくなっておきるのですが)が皮膚に現れたに過ぎず、たとえば肝臓の機能が限界に来ると、アトピーや、湿疹などの症状が出ることがあります。

ですから、その症状を薬で抑えても、かゆいのは止まりますが、治療としての原因療法の意味は全くありません。

とくにステロイドは、体の反応を抑えるために、免疫機能を抑えてしまうため重篤な副作用が出てしまいます。(人によっては何十年もその副作用が抜けない場合があります)

このような危険な薬を赤ちゃんにまで平気で出し続ける皮膚科医の医師としての知的レベルを疑います。

歯を治すことで、歯とは一見関係のなさそうな問題が解決してゆくのは、歯の治療が原因療法であることの裏返しです。

はっきり言いますと、歯科医師の治療は医師の治療のはるか上のランクにあります。

医師の治療がほとんど対症療法であるのに対して、歯科の治療はきちんと行えば、そのほとんどが原因療法に当たるのです。

このようなことが理解されているので、アメリカでは、医師と歯科医師では歯科医師がはるかに地位が上なわけです。

もちろん今の日本の目立つ歯科医師にろくな歯科医師はいません。(インプラントを打ちまくったり、審美治療、審美矯正など枚挙にいとまがありません)

せっかく勉強して歯科医になったのですから、原因療法のできる歯科医師になりたいと誰でも思うでしょう。

残念ながら、どんなに勉強しても、今のやりかたでは医師は対症療法医でしかあり得ないのです。(切る、薬をだすこと以外考えない先生は!)

それが民間療法を受ける人を増やす続けるわけで、医療自体が考え方を変革しないと、世の中は良くならないでしょう。

2012年2月 8日

歯の治療は本来歯の失った機能を取り戻す作業であり、非常に精密なかみ合わせの知識、そして作業技術が必要になります。

一方審美歯科はどうでしょう?

これはいわばファッションのようなもので、治療技術とは程遠いものです。

たとえば、車を例にとって考えましょう。

すごくかっこよくデザインが最高の車があったとします。
これは誰も憧れます。そしてそれをデザインした人がいます。
しかし、斬新なデザインのせいで全体に克服できない駆動系に問題が生じ、時速10キロも出ません。

こんな車があったとして、これは果たして車でしょうか?
そしてそれをデザインした人が車を作る能力があったと言えるでしょうか?
また本当の技術者がそんな車、お金をもらって作るでしょうか?

逆にそんなものを車を作る能力と技術がある人間に作ってくれと頼む非常識な人がいますでしょうか?

歯も同じことが言えます。審美を売りにしている先生はたいてい技術がありません。
なぜなら技術を持ち、かみ合わせや、治療精度を大切にし、知識がある人なら、審美材料は、機能的に問題があると知っているからです。

実際は前歯ですら、本来はすべて金でできたかぶせ物がよいのです。
昔はよくいました。

しかし、さすがに現代人はそうもいかなくなったので、白い材料が出てきました。
確かにさすがに前歯まで金歯にするのは、現代では少し難しいと言えるでしょう。

でも、それほど目立たない小臼歯より奥であれば、白い歯にするのは危険です。レジンはすり減りますし、セラミックは堅すぎて割れたり、歯との適合が悪くて虫歯になる、などの問題が必ず起こりますし、それよりなによりかみ合わせの機能回復が不完全になります。

つまり、奥歯に白い歯を薦めること自体、機能を回復することとは相反する行為なのです。
技術を持っている人なら、あるいは歯科治療の恐ろしさを知っている先生なら絶対薦めないでしょう。

それは技術者の歯科医というより、むしろデザイナーが行う治療と言えるからです。

歯科治療はあくまで治療であり、ファッションではありません。
治療技術が無い人に限って、ファッションに走るしかなくなります。なぜなら、治療してもその治療効果を患者さんが実感できるだけの技術を持たないからです。

もうひとつの問題は、患者さん自身の感覚鈍化です。
感覚がマヒしてしまうと、自分がどんなおかしな治療を受けても具合が悪いと感じなくなる、これも大きな問題です。

感覚が鈍化してくるとそのような現象が起こります。

たとえば、インプラントを打たれた患者さんは痛みに鈍感になります。

インプラントをたくさん植えられた患者さんの中には、歯茎が炎症だらけで、歯石を取ると、血まみれになっているのに、平気で寝ている人がよくいると聞いたことがあります。

これがインプラントの恐ろしさです。

とにかく、歯を失ったり、虫歯になっても、「白く輝く綺麗な奥歯」なんて言葉に踊らされないことです。

2012年2月 4日

最近やっとインプラントの問題が皆に知れ渡るようになってきました。


私自身は10年以上も前からインプラントは無理と言い続けてきましたが、つい先日いらした患者さんも、「先生が5年前に言っていた通りになってきましたね。」といっていました。

インプラントに技術による優劣があるかと言われればそれはあると言いますが、「体に良いインプラントがあるか?」と聞かれても答えは「ノー」です。

そもそもこれほどの市場規模になったしまった、インプラントをいまさらだめだったなんて一体誰が言えるでしょう。

そんなこと言ったら、総計、兆規模の損害賠償額になるのではないでしょうか?とても怖くて考えられません。

私がインプラントが無理だと思う理由は、

1、骨にきちんと固着することが技術的に難しい。固着しないと、持続的力をかけることによって抜けてしまう。

2、万が一、固着した場合、その結合が強すぎて、歯根膜というクッションの無いインプラントでは、物凄い力がインプラントの上部構造にかかってしまい、上部構造は破壊する。

(実際、インプラントをうまく固着できている先生の上部構造はしょっちゅう壊れていると技工士からよく聞く)

3、感染に対するリスクが高すぎる。(骨に向かって直接穴があいているので、通常では考えられない、感染症が容易に起こる。)

といった事がありますが、そもそも、自分で歯を失ってしまうような、健康状態、あるいはひどい健康管理しかできなかった人(事故で失った人は除く)が、健康管理できるもしくは健康な人でもリスクが非常に高い治療法を選択すること自体がどだい無理な話です。

物事の根本を考えれば簡単にわかることですが、自分の行った過ちを、間違った形で補おうとするような治療法で、ますます泥沼にはまってゆくのです。

2011年12月29日

健康と歯は実は非常に深い関係があります。

多くの人たちが、人生の終末に、全身管だらけにされて、苦しみぬいて死んでゆきますが、はたしてそれが、本当の人間の終末のあるべき姿でしょうか?

そもそも、動物たちは、昔からよく話がある様に死期が近づくと、死に場所に移動してひっそり死んでゆくと言われています。

象も滝の裏の墓場へ行くとか、猫も急に飼い主のもとから去っていつの間にかいなくなるなんて言われています。

実際、理想の死に方は、ろうそくの灯が消えてゆくように往くのがよいのでしょう、眠る様に。

しかし、現代医療のおかしなところは、それが病院は、ほとんどおこらないということです。
つまり、薬づけにされ、本来はまだ死ぬ時期ではないのに、死んでゆく。あるいは眠る様に死のうとしているのを無理やり延命しているとしか思えないのです。

本来の健康な状態で人生を送れば、私は、人生の終末は、眠る様に終えることが出来ると思うのです。

そのためには体に良い食べ物を食べ、本当に必要な時以外に薬を飲まない事でしょう。


そして何よりも大切なのは、歯の治療をきちんと受けることだと思います。

患者さんの健康を少しでも良くする治療法を考え、治療技術を極めることに努力する人先生がもっと増えれば、みんなの健康状態も更によくなると思うのです。

人によって歯科治療の値段に対する評価はまちまちでしょう。

しかし、歯を長く持たせ、正常な機能を持たせ、患者さんを健康な状態へ誘導する。
実はそれはそうたやすいことではありません。治療技術を取得するまでにたゆま努力が必要すし、今後もさらに努力が必要でしょう。

歯科医はもう少し評価されてもよいのではないかと思います。

2011年12月18日

子供の受け口は、現在はムーシールドが最も良い効果が得られます。

以前はチンキャップ(顎を後ろに押す装置を付けるもの)やFKOなどが使われていましたが、ほとんど効果がないことがわかってきました。

受け口は多くが下顎の骨格が過成長していることが原因と考えられていましたが、むしろ歯の生え方に問題があることが分かってきたのです。

それをうまく治せるのが、ムーシールドで、しかも患者さんの負担が少ないので、非常に良い装置だと思います。少なくとも半年もしていると治療成果が現れます。

私の医院では顎が左右的に曲がっている患者さんにも自作の装置を作成し、大きな効果が得られています。

顎が、左右的に曲がっていると、子供の場合集中力が無くなったり、体が疲れやすくなったりする場合があります。

このような顎のずれに敏感な子供は、私の経験では頭の回転が速く、ほかの子供とは違った能力がある傾向があります。おそらく敏感な分、いろいろな感性に優れているのではないかと思います。

治療を施してあげると、そのような感性が解放され、花開くので、非常に利発になる気がするのです。

実際これが本当に歯の治療と100%関係するかわかりませんが、私の子供のかみ合わせを治療したところ、成績が信じられないほど上がりました。本人は自分の努力の成果と言っていましたが・・・。

子供の場合はかみ合わせや顎の位置を変えると、大人より素早く反応して、首の骨や、肩の骨の位置まで変化してきます。

歯の矯正をこういった方面から今も研究していると、治療自体が非常に楽しいのと同時に、非常に責任を感じる治療であると思います。

小さなお子さんをお持ちのお母さんは子供の歯並びは気になると思います。

残念ながら、食生活の変化や、生活習慣の変化などから、歯並びの悪い子は以前と比べて減っていませんし、最近増えているのは、生まれつき歯がないお子さんです。

永久歯がもともとないので、乳歯が遅くまで残っていますが、これは非常に問題です。
多くの矯正専門医が、乳歯を残したまま矯正を終えたりしていますが、できれば多少矯正治療に時間がかかっても、親知らずなどを使って、スペースを埋めてしまったほうがよいと思います。

死ぬまで乳歯が残る保証はないし、もともと乳歯ですから、それほど強く噛めません。
早めに治療を始めれば、隙間を埋めることも十分可能です。確かに少し歯が倒れてしまうリスクはありますが・・。

歯が抜けた後インプラントやブリッジを薦める先生もいますが、それが良い選択肢かどうかはちょっと首をかしげるところです。

やはりブリッジは健康な歯を削ってしまいますし、インプラントは健康な骨に杭を打つと言った最も侵襲の激しい治療になってしまいます。少なくとも入れ歯を入れる治療の方が良いでしょう。

私の医院でも2000年ごろに2本乳歯がない患者さんと、最近右下の乳歯の見ない患者さんを治療しましたが、何とか隙間を埋めることができました。

可能であれば歯がない子供さんも早めに治療して、可能であれば、そのスペースを埋める方法が良い気がします。

最近は技術に対する評価がどんどん廃れ、技術そのものの伝承も難しくなってきています。

入れ歯では、大学ではもはや入れ歯をまともに作ることができる教官すら少なくなっています。
入れ歯はそもそもドクターが作成するものであり、技工士はその指示に従うものです。

しかし、今ではドクターが指示を出せず、逆に技工士に設計を聞いているといったうわさを聞くぐらいですから、そのレベルの凋落ぶりは、情けないと思います。

入れ歯の出来が悪いと、入れ歯の内面の調整とかみ合わせの調整は、まるで永遠に続くかのように行われます。大部分の患者さんは、入れ歯はこんなもんだと諦め、通院しなくなります。

患者さんが来なくなると、先生は、治療がうまくいったと喜ぶといった、笑えない話もあります。

入れ歯の治療は、本来であれば、インプラントで解決するのではなく、技術を鍛え上げることによって解決すべきでしょう。

アメリカではもう30年以上前に入れ歯の技術は完成し、きちんと技術を教えられたドクターは噛めて、痛くない入れ歯を作れるのです(もちろん少数ではありますが)

多くの患者さんは、もちろん日本の公衆衛生の浸透レベルが低いこともありますが、半分は自分の責任で失ってしまった歯を、元どうりの戻せないか?とまるで魔法を求めるような治療を求めます。

しかし、一度失ってしまった歯の機能を100%取り戻すことは実際は不可能ですし、インプラントのような治療は体に対する侵襲が大きすぎます。


最近審美治療をしてはやっている虫歯の治療の、プラスチック(レジン)を詰める方法は、比較的容易に行え、特に難しい技術も必要としません。

型をとって、詰め物を製作するためには、正確な歯の窩洞形成が必要し、アマルガムも短時間に歯の形を作ると言った記述が必要です。もちろんレジンも形を作ると言った技術は必要ですが、そう高いレベルの技術であはありません。

そういった意味で、歯科でも、比較的技術のいらない治療にシフトしてきているのが全体の流れですが、その質は確実に落ちています。

今は患者さんも徐々に、白いからと言ってつめた材料が、昔詰めた金属材料よりはるかにモチが悪いことに気がつき始めていますし、実際の治療に当たる先生はそのことに一番に気が付いてきていることでしょう。


100年以上もかけて培われた歯科の技術がすたれるのは悲しいものです。

またアマルガムのように、最も確実に治療ができ、虫歯にもならず、また最も高度な技術が必要とされる治療が、日本では本当に行われなくなってきたのは誠に残念です(多くの先生はきちんと詰められたアマルガムが虫歯になっていないことをよく理解しているはずです)

私は、17年以上前に、アメリカの本当の感染予防を知り、それ以来少しでも感染予防をきちんとしようと、心がけてきました。

現在のスタイルに完全になったのは最近ですが、今でもISOの継続的改善の精神にのっとり、常にそのレベルを向上させています。

私が患者さんに言われてうれしかったのは「先生は徹底的に感染予防をしているから信頼できる」と言われた時でした。

今では感染予防における管理記録という分野でもかなり高いレベルに達していると自信を持っています。

その中で今回はオートクレーブ(高圧蒸気滅菌)について触れようと思います。

歯の治療に使う器具はオートクレーブといった操作で、感染を防ぐために滅菌処置をしなければなりません。これは医療行為を行う上で、器具等に付着した菌やウイルスが、治療にとって大敵だという考え方から来ました。

昔は単純に高い圧力で一定の蒸気を入れた物の中で一定の温度に保ってやると、ほとんど全ての最近、ウイルスが死滅するという事実から、この滅菌法が取り入れられるようになりました。

しかし、一方で、その装置が、機械上の特性から、筒状の物を十分に滅菌できなかったり、庫内の温度差によって、器具のおかれた場所によって滅菌に精度が違ってしまうなどの問題が出てきました。


このような観点から見ますと、日本でも歯科用のオートクレーブという器械はいろいろ売られていますが、完全な滅菌レベルを保証できる器械はほとんどありません。

その中でも信頼できる機械にRISAがあります。

RISAは、コンピュータ制御による、庫内の圧を真空にしたり加圧したりする作業を効果的に行うことによって、庫内のあらゆる場所で完全な滅菌を行う、かつ、筒状の物も確実に滅菌できるシステムになっています。それにより狂牛病の原因であるブリオンタンパクを不活性化するプログラムもあるほどです。(日本製の器械のそのレベルの仕様になっているものは歯科用では今のところ出ていません)ちなみにRISAはフランス製です。

プリオンモードは滅菌時間がやや長くかかりますが、当院では安心のため、すべての滅菌にプリオンモードを使用しています。

また初めに書きましたように、滅菌記録という概念が日本では無いようですが、ヨーロッパでは記録をきちんと取っているかが重要な証拠になります。


たとえば歯科医院で万が一、他の人のウイルスをうつされたとしても、それが歯科医院の滅菌管理が悪かったからとは、なかなか証明できません。

しかしながら本来はPL法制定以来、自分の医院が感染源ではないと実は歯科医側が証明しなければならないのです。

全てを100%証明することは難しいとしても、少なくとも滅菌の記録ぐらいは出来ていないと信頼性に欠けると思います。

そういった意味で記録は大事なのです。

ところでホームページにある様に、当医院では今まで、プリンターで、滅菌記録を印刷していましたが、昨日から、メモリーに滅菌記録を自動的にとることができる器械を導入することが出来ました。

白水貿易(歯科用の輸入機器を扱う業者)に、何度もしつこくお願いしてこのたび晴れて実現しました。白水貿易には感謝しております。

またそれとは別に、専用の滅菌レベル測定装置で、毎週と毎月、滅菌がきちんとできているかを調べており(ホームページ参照)、これがあれば、滅菌記録のデータと合わせて滅菌レベルがきちんとしていることを証明できるのです。

2011年11月14日

矯正治療を経験した人にはすぐにわかると思いますが、治療中にさまざまなことが起こる可能性があります。

私が経験したり、実際さまざまな患者さんで体験したことに以下のようなことがあります。

1、歯を動かすと、敏感な人ではおなかの調子がおかしくなる人がいる。
2、レべリングといって、歯並びの矯正の初期から中期の間で、片方の手に痺れが出たり、手首が痛くなったりする。

3、治療途中で、吹き出物が出たり、治ったりする。
4、背中や、腰に違和感が出る
5、目の奥が痛くなったり治ったりする。

以上挙げたものは、注意深く患者さんを観察していれば、多く認められる症状です。

残念ながら、多くの先生は、それが歯が原因とも思わないし、また患者さんもそんな影響があるとは考えないために気がついていません。

しかし、その原因を考えれば、ほとんどは納得ができるものです。

歯の移動は単純に歯が移動するだけではすみません。多くの場合が顎の位置に変化を起こしてしまいます。

顎の位置が左右的に、あるいは前後的にあまり変化させずに治療ができれば、ほとんどの場合問題は出ません。

しかし、歯がガチャガチャしていたり、左右の顎の高さがずれていたりすると、必ず顎の位置がずれてきます。

このずれによって、顎の位置が狂い、それが微妙な顎周囲の筋肉に影響を与え、場合によっては最も重要な頚椎1,2番、などの位置をずらしたりしてしまいます。


これによって、自律神経が刺激されたり、脳脊髄液の流れに変化が起きたりすることによって、歯とは一見関係のなさそうな症状が出てしまうのです。

番町デンタルクリニック理事長 吉田敦志(よしだあつし)

番町デンタルクリニック
理事長 吉田敦志

番町デンタルクリニック公式サイト

皆さんは何のために歯科矯正をお考えでしょうか?
美しい笑顔のため?コンプレックスを解消するため?
確かに矯正治療には、そういった役割もあるといえます。

しかし、私が考える矯正治療の目的とは、健康な体を手に入れること。

私は10年以上前から、かみ合わせと体の関係を研究してきました。その結果、
矯正治療で適切なかみ合わせに導けば、体の状態は必ず改善するという自信を持つようになりました。

実は、矯正治療というものは奥が深いものなのです。