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2018年1月 8日

体全体を改善するには歯の治療だけでは難しい

当医院に訪れる患者さんのほとんどが、本ホームページを熟読された方です。

そして、歯だけではなく、敏感な体質によるさまざまな問題を抱えた方です。そしてその症状もかなり深刻なものです。

「以前受けた歯の治療や、かみ合わせや、虫歯の状態が問題で、さまざまな症状が出ているのではないか?」と気づいた患者さんのほとんどは歯の治療で虫歯を取ったり、噛み合せを治すと、そのような症状は格段に良くなるのですが、完治するのに時間がかかったり、完全には治らなかったりします。

それは、そもそも、そのような反応が出る患者さんは、敏感な体質で、普通の人よりも筋肉が硬くなりやすい傾向があります。私の通っていたオステオパシーの先生の説では、「代謝できない老廃物(おもにたんぱく質など)が細胞内にたまると筋肉や健などの組織は硬くなる」ようで、その老廃物を取り除く方法として、筋肉の伸展運動や、振動をかける方法が有効であるとおっしゃっていました。

老廃物も多くはたんぱく質ですから、刺激を与えることによって分子量が細かくなり、リンパや血液に流れやすくすることで老廃物が除去され、筋肉のコリが取り除かれ症状が改善するといった理論です。このとき、体中に老廃物が一度巡りだすために、好転反応といわれる、「体がだるくなったり、気分が悪くなったりする反応」が起きるのだと思います。

老廃物は、筋肉、健、骨膜組織などに溜まるため、それらの組織の柔軟性がなくなり、老人では足が上がりにくくなって転びやすくなったりします。また骨膜が固まってくると骨自体にも柔軟性がなくなるので、ちょっとした刺激で骨折しやすくなります。また健や筋肉が柔軟性を失うことで健や筋肉の間を通っている神経が圧迫され、自律神経の不具合や、痺れなども起きると考えられます。

私自身が14歳のときに、足を蹴られて大腿骨を骨折しましたが、そのとき、どうしてそんな太い骨が蹴られたぐらいで骨折するのかお医者さんが不思議がっていましたが、おそらくその若さですでに骨膜が硬くなっていたことがひとつの原因として考えられると思います。こう考えると年齢に関わらず組織の固まりやすさや老廃物のたまりやすさは個人差があると考えられます。

老廃物のたまりやすさになぜ個人差があるかを、私なりに考えてみましたが、それはやはり体質も大いに関係があると考えられます。また気功に関係してくると思いますが、エネルギーの流れやエネルギーに対する反応性もこのような体質に大きく関与していると思われます。

エンパス体質という言葉で表現されますが、実はそういった人はエネルギーの流れが滞りやすかったり、エネルギーの影響を受けやすい体質である可能性が高く、人ごみや、エネルギーレベルの低い場所で影響を受け筋肉が固まる経験をしばしばします。

しかし、これらは一瞬で起こることなので、単純な老廃物が溜まるという話だけではなさそうです。このような体質は自分でも気がついていないことがほとんどで、大部分の人はこのような説を疑いますが、実際に治療を受けると、その誤った概念は覆されることがほとんどです。身体に起こっているすべての事を今の科学で説明することが不可能であると理解しなければなりません。

いずれにしても、これらの体質をお持ちの方は、単なる歯の治療だけでなく、物理的なコリを取り除いたり、体内エネルギーの流れを調整してもらう必要があると考えています。

2018年1月 4日

歯の治療と東洋医学、オステオパシーの意外な接点

顎関節症の治療を専門で扱ってゆくうちに、顎の痛みが単に歯だけの問題で引き起こされているわけではないことに気がつきました。

そして、顎関節症の患者さんの多くが、肉体的のみならず、精神的な苦痛を抱えていることに気がつきました。
たとえば顎が痛いなどの症状は、ストレスが過多になった際に現れるひとつの症状であって、その症状を取り除いたとしても原因を取り除かなければ治癒しないことに気がつきました。

たとえ歯にあまり問題がなくても、肩がこったり疲れたりすると歯が浮いたようになったり、痛みが出たり、過敏になったりします。それほど歯は敏感な場所です。

そして、そのような症状を抑えるには、単に歯の疾患部位を治療するだけでなく、体の循環やエネルギーの流れをよくする必要が有ります。

通常顎関節症を発症してしまった患者さんの身体はコチコチで、血流の流れもエネルギーの流れもともに非常に悪くなっています。

筋肉や人体の凝りは、マッサージや、オステオパシーなどの筋肉をほぐす治療を受けることによってある程度改善します。

しかし、それより深刻なのが「体のエネルギーの流れが悪くなっている」ことです。

これは東洋医学では経絡といわれ、実際の体の中で見える形では存在しないものです。針灸師たちはつぼと呼んで経絡の流れの中のポイントに針を刺して体の流れを整えます。
つまり、見えないエネルギーの流れをコントロールするテクニックを東洋医学が持っています。

歯の治療を含め、治療に効果を出すためには、「物理的な歯と噛み合せの治療」、「固まった筋肉をほぐす」、「生体エネルギーの流れを整える」の3つを総合して行う必要があるのです。

残念ながら、今の西洋医学では薬で症状をでなくすることが主な治療法であるために、根本的な治療を行ってくれる医療機関がほとんどないのが現状です。

また漢方を処方する西洋医学の先生もいらっしゃるようですが、「多くはその使い方が誤っていて、本当の漢方医学を理解していないで治療をしている」、と漢方に詳しい方に聞いたことがあります。
しかし、昔から歯科の先生は、歯の治療の経験から、このような問題が潜んでいることに気がついている先生が多いです。

それは、外科的には治ったと思われる患者さんでも、痛みが消えなかったり、不調を訴えることが多いからです。
よく「古傷が痛む」という言葉が使われることが有ります。これは「傷口が物理的に治った」としても、そのときの受けた「ある種のエネルギーが残存している」ことを表現したものです。
われわれ医師は、その意味についてより科学的に分析する必要性があると考えます。そういった意味で歯科と東洋医学、いや医療と東洋医学はより強い接点をも求める時代が来ていると考えるわけです。

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