2014年4月29日 « トップへ » 2014年5月11日

2014年5月 8日

歯の治療で顎を動かす

顎関節症の治療で、歯の治療で最も効果があるのが、顎の3次元的な位置の移動です。

しかし、今までも、3次元的な顎の移動をすることで、いくつもの方法で治療が行われてきました。

しかし、なかなかこれぞと言う方法がなかったのです。「それはなぜでしょうか?」

矯正治療は、ブラケットを上下の歯すべてに着け、歯をワイヤーの力で移動させてゆくため、噛む位置が常に変化してしまいます。

これでは矯正治療中に「顎の位置をコントロールしている」とはいえません。本当にきちんと矯正を行うのであれば、「顎の位置をコントロールした矯正治療」がぜひ必要なのです。

しかし、この方法を考えた矯正医は今までいなかったわけです。

一方、仮に顎の位置をコントロールできたとして、どの顎の位置が生理的な位置であるかという議論に関しても、はっきりこれだという理論がなかったのです。

これに関しては主に補綴学や咬合理論の分野で、アメリカではナソロジー、ヨーロッパではシークエンシャル咬合論というもので議論されてきたものですが、結果的にこれぞという結論は出ていない気がします。

このような2つの顎の位置を3次元的に治療する矯正治療学に必要なの理論がはっきりしなかったために、矯正治療自体が、「術後に顎関節症などの顎のトラブルが起こるかもしれない?」といった確実とはいえない治療法となってしまっていたわけです。

これを解決する方法論が、この矯正治療には盛り込まれているのです。ここまで読んでいただければ、この矯正治療が今までの矯正治療とはまったく異なることを、理解力の優れた方であればすぐに分かると思います。

矯正治療の勉強をしているうちに、「咬合平面を変える」という方法論が近年注目されてきました。

実際この方法論と使って治療を行ってみると、確かに噛み合せの位置が3次元的に変化し、「一見手術以外では治す方法がないと思われるような患者さん」でも、治ってしまうことがあることが分かってきました。

私が3次元的な位置移動を行いながら、噛み合わせの位置を歯の移動に合わせ微調整し、常にその位置を確認する方法をとりながら治療を行いました。

その結果、「狂っている噛み合せの面を正しくする」ことが出来たのです。

そうすることで、「顎が後ろに下がる」「顎が左右にずれる」といった事がなくなり、睡眠時無呼吸の症状が改善し、呼吸の質がよくなります。また中枢神経系にも良い傾向が現れます。


2014年4月29日 « トップへ » 2014年5月11日


コールバック予約

PAGE TOP