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2009年4月18日
なるべく抜かない。痛みも少ない矯正 ~デーモンブラケット~

「痛そう」「こわい」という理由で矯正をためらっていませんか?
実際、矯正治療をやっている人に話を聞いてみると、「歯が浮いたような違和感がある」「器具を入れたすぐ、歯を噛み合わせたときに頭に少し痛みが生じる」といった声もあったりします。
こんな不安を減らすため、当院の矯正治療では基本的に"デーモンブラケット"と呼ばれる矯正器具で、矯正治療を行っています。
デーモンブラケットの特徴は、「痛みが少なく、快適である」ということ。
歯への強い締め付けが少ないため、快適に矯正治療ができる矯正器具です。
こんなことをいうと、「じゃあ、治療効果はそのぶん低いわけ?」と思うかもしれませんね。
いえいえ、もちろんデーモンブラケットには高い治療効果もあります。
また、難しい症例にも対応しているので、矯正をあきらめていた人にも、もってこいの矯正器具なのです!このほかにも、デーモンブラケットには、たくさんのメリットがあります。
<デーモンブラケットのメリット>
・痛みが少ない
・歯が動くスピードが他のブラケットより速い(仕上がりが早いというわけではない)
・今まで不可能と思われていた歯の動きを可能にした(特に側方の拡大)
・歯に強い力がかからないため歯根吸収(※)などを引き起こしにくい
※歯根部分の歯質(セメント質や象牙質)が溶けて、骨に植わっている部分が短くなること。
とはいえ、デーモンブラケットにはデメリットもあります。
<デーモンブラケットのデメリット>
・ワイヤーの力が歯列全体のブラケットにかかるために、ブラケットが取れやすい
・歯列全体が動くので、一時的に歯の間にスペースができることがある
・顎の位置が変化してくるので、正しい顎の位置で矯正を終えるまでに時間がかかる、というより矯正自体が他のテクニックより難しい(デメリットというよりむしろメリットかも)
これらのデメリットも、矯正治療を受けるにおいて、知っておいて欲しい事実です。
●写真はクリアブラケットを使用したものです。見た目はきれいなのですが、歯が動きにくい、顎の位置が正しくなりにくいという欠点もあります。
●これがデーモンブラケットです。ブラケットに遊び(金具が動きやすい)があるため、強い締めつけが従来の約10分の1まで減らすことができました。
できるだけ抜かない治療も可能に
「矯正治療って歯を抜く必要があるんでしょ?」
実際、多くの方が矯正は抜歯が必要だと考えているようです。でも、抜歯の必要性は患者さまの状態によってそれぞれ。必ずしも、抜く必要はないのです。
私はこのデーモンブラケットを使うようになって、ほとんどの症例を非抜歯で行うことができるようになりました。
ほかにも、デーモンブラケットを使い始めて、鼻づまりの改善や、睡眠時無呼吸症候群の治療などでも高い効果を上げられるようになったのです。(もちろん今までのブラケットで無理だったというわけではありません)。
ご存知の通り、これらの症状は、歯科では今まで治療の対象でなかったこと。噛み合わせやかみ締めを改善すれば、こんな副次的効果もあるのです。
2009年4月17日
精度の高い矯正治療を行うために

当院では矯正治療はもちろん、虫歯や根の治療、かぶせものの治療、顎関節症治療も取り扱っております。
矯正治療は歯の治療の集大成だと考えているからです。
虫歯や根の治療、かぶせものの治療、顎関節症治療、すべてが行える先生が治療を行わなければ、矯正治療によって顎関節症になったり、虫歯や歯の根の病気になったりしてしまいます。
つまり、矯正を担当する歯科医師には、歯科治療で最高の能力を必要とされるわけです。
虫歯の治療がきちんとされていなかったり、根の治療が不十分ですと、必ずアゴの周りの筋肉に緊張が出てきます。矯正終了後、正しい噛み合わせが得られないといった問題も起こるのです。
それに加えて、歯科治療には技工操作(矯正装置や位置づけ装置を製作すること)が不可欠です。
当院では技工操作も、院長自ら行っております。ご安心して治療をお受けください。
0.25mm単位で正確に位置を決めていきます
矯正用の装置は、どの位置に矯正装置をつけるかで仕上がりが違ってきます。
当院では、ポジショニングゲージと呼ばれる歯の距離を測る器具を使って、どの位置にブラケットをつけるのか0.25mm単位で正確に位置づけします。
矯正開始前に、まず患者さまの歯の模型を製作。
次に、模型に非常に正確な位置でブラケットを取り付けます(模型上に仮付けします)。そのあと厳しいチェックを2回ほど行った後、口の中に正確な位置でブラケットを装着するための装置の製作をします。
その装置を作って、やっと患者さまの歯に装着できるのです。ちなみにこの作業は患者さんが帰った後や、朝早く来て院長自ら行っています(インダイレクト法といいます)。
(アメリカでも日本でも、こだわる歯科医はみなこのように自分で技工操作をしているのです。これが見えない努力といえますし、それをやらない場合と比べ治療結果が格段に違ってきます。)
これによって、精度の高い矯正治療が行うことができるようになりました。また治療時間も短縮でき、患者さまの負担も少なくなったのです。


上の写真は白須賀ゲージとよばれる器具です。これでブラケットを正しい位置に決めてゆきます。
0.25mm単位で高さを調整でき、それ以外の高さも自由に設定できます。ここまで精度にこだわっている先生は少ないのが現状です。


上の写真は矯正のブラケット(矯正器具)の位置づけをインダイレクトといわれる方法で行っているところです。
ブラケットをつける位置を0.25mm単位で正確に位置づけしてゆきます。


これは白須賀法と呼ばれる、インダイレクトトレーの写真です。このトレーを使えば、正確に位置づけが行えます。操作には高度な専門的、技工知識が必要ですが、当院では院長自ら行っています。
2009年4月16日
お子さんのその症状、もしかすると歯並びが原因?
お子さんのその症状、もしかすると歯並びが原因?
歯並びの悪さは、思わぬ症状を引き起こすことがあります。
たとえば、
「鼻がいつも詰まっている」「集中力がない」
「風邪を引きやすい」「首や肩がこる」「姿勢が悪い」など、
意外なことも歯並びが原因のことが多いのです。
当院では、お子さんの歯並びを診断した上で、歯を治すことによってどのような総合的な効果が現れるかも、具体的に説明いたします。
小さい頃の誤った噛み合わせは、将来にわたって体に影響を与える場合もあるのです。
私自身も肩コリや首の痛みに悩まされていました。しかし、歯並びを治すことによって改善することができました。今考えてみると、やはり噛み合わせが原因だったようです。自分でも、まさか歯が原因であったとは思いもしませんでしたね。
「かわいいわが子に、歯並びやかみ合わせが悪いことで困らせたくない」
もしあなたがそう考えるのなら、小児矯正は絶好のチャンスだといえるでしょう。
また、あごの骨がまだ柔らかい時期から、ムーシールド※などの機能装置を入れてあげると、のちの矯正の治療期間が短くなったり、問題を起こしにくいレベルにまで改善できたりします。また、歯を抜かなくとも、矯正治療できる可能性も高くなるのです。
ムーシールド*とは、調布市で開業されている柳沢先生が開発した、床矯正装置で、主に受け口の治療に使われますが、当医院の症例では、上の出っ歯、左右に歪んだかみ合わせでも大きな効果がありました。
受け口の場合、毎日つけることで、おおむね3カ月ぐらいで効果が現れます。
矯正治療をやりやすくするためにも、早い時期の治療をオススメします。とはいえ、どのような時期に、どのような装置が適切なのかは、お子さまの歯の状況によって変わります。ぜひ、当院までご相談ください。
※3歳児から始められるお口の中に入れる装置
デーモンブラケットを使った小児矯正
当医院では、おもにデーモンブラケットを用いて小児矯正を行っております。
<小児矯正のメリット>
・歯だけでなく、骨格の成長も期待できるので、成人矯正と比べると、治療が行いやすい
・上の顎や、下の顎を矯正することで拡大すると、呼吸が楽になったり、鼻が通るようになり、健康な体を得ることができる
・大人より歯が動きやすく、後戻りも起こしにくい
<小児矯正のデメリット>
・歯が良く磨かないと虫歯になってしまう
・場合によっては治療期間が長くなってしまうことがある(一番奥の歯が生えるのを待つため)
・器具に少し異物感がある
2009年4月15日
治療計画作成
患者さま、一人ひとりに合わせた治療計画書を作成いたします。
治療計画にはすべての歯の治療の治療費と、治療方法を記入してあります。
途中で必要になる、歯石除去や、メインテナンスの費用は含まれません。
また、歯石の除去や、矯正治療による歯の移動で虫歯が新たに発見される場合がありますが、それは費用に含まれません。

診断と治療説明
精密検査で得られたデータや資料をもとに、患者さまのご希望を考慮した治療計画をたて、治療方法・治療期間・かかる費用について、お話をいたします。
治療を行う際、患者さんにとってベストな治療方法は1つしかありません。私どもは歯が長持ちし、健やかで食べることができる方法を提供します。審美治療は歯を治す治療ではありません。審美は日常生活で差しさわりのないレベルまでは配慮し治療をいたします。
審美性を求めるあまり、治療の質に影響が出る場合はこの計画時に前もっておはなしいたします。
審美にこだわりすぎると、適切な治療が行えず、健康に重要な問題が起こる場合があります。そのような希望が強い方の治療はお断りする場合がございます。
治療の精度を上げるため審美ブラケット、裏側矯正は一切扱っておりません。あらかじめご理解ください。

治療
治療計画にもとづき、治療を開始いたします。
治療はまず先に虫歯の治療、根の治療、歯周病の治療を行い、それと同時に顎関節症の治療を行います。
続いて矯正装置を装着して矯正治療開始です。
矯正治療には顎の治療(かみ合わせの位置修正)が含まれます。
通院のペースは成人では4~8週間に一度、子供の場合は4~12週間に一度になります。

治療後のメンテナンス(保定)
歯を動かす装置による治療が終了したあとは、後戻りを防止するための保定期間となり、定期的に健診を行います。
保定装置には様々なタイプがありますが、各患者さまに最も適した装置を選択します。
通院のペースは3か月~6か月に一度、約2年程度が必要です。
かみあわせの安定のために、保定期間中もきちんと定期健診を受けることが大切です。
保定期間も矯正治療の大事な一部だとお考えください。
2009年4月14日
顎関節症って知っていますか?

「食べ物をかんだり、長い間しゃべると、アゴがだるく疲れる」
「アゴを動かすと痛みがあり、口を開くと痛みがある」
「人差し指、中指、薬指の3本の指を縦にそろえて、口に入れることができない」
あなたには、こんな症状はありませんか?
ひとつでも当てはまった方は、ひょっとすると顎関節症(がくかんせつしょう)かもしれません。
顎関節症の原因は、生まれつきの歯並びの悪さ、合っていないかぶせものを入れられたこと、そして、噛み合わせを考慮しなかった矯正治療による、噛み合わせの問題などから起こります。
噛み合わせは、実はとってもデリケート。上の奥歯がわずか数十ミクロン低かっただけで、ひどい顎関節症に悩まされる患者さまもいます。
アゴの痛みに悩まされている方、ぜひご相談ください。当院では、今まで積み重ねてきた正しい治療法で、顎関節症の治療も行っています。
クリニカルパス(計画書)と治療
当院では、現在までの治癒に至った多くの症例から、クリニカルパス(治療手順)を作成。厳密な基準に従い治療を行っています。
治療では、ナイトガードやスリープリテーナー(52,500円)を夜寝るときだけはめていただき、その効果を見ることから始まります。
・ナイトガード
ナイトガードは、専用の機械でプレスして作られます。一度作れば、2年~3年程度使い続けることができます。現在はより違和感の少ない、2枚重ね(噛み合わせの部分のみ厚くなっている)のタイプに変わりました。
これらの器具は、調子が悪くなったり、効果がなければいつでも取りはずす事ができるので、比較的安い費用でつらい症状を取り除き、治癒の方向性と症状の原因を見極めることができる方法です。
ナイトガードによって顎関節症の症状に一定の効果が認められた場合、噛み合わせが原因であると判断し、歯と噛み合わせの治療に行います(残念ながら、ナイトガードなどを使っても、あまり改善が認められないケースもまれにあります。その場合は治療は行えません。ほとんどは患者さん自身に問題があるので、どのような治療をしても治りません)
また、治療を行う場合も虫歯や根の治療など、噛み合わせ以外のかみしめの原因を取り除く努力をしてゆきます(虫歯や根の病気が顎関節症の症状を引き起こすことがあるからです)。
現在、当院の噛み合わせの調整は、不適切な修復物などの調整以外は全く行っておりません、噛み合わせの調整はもともとの歯を削ってしまい、本来の歯の状態がどうだったか分からなくなってしまうからです。
ほとんどの人が自覚していらっしゃらないですが、実はかみ合わせは成長段階での様々な原因によって、ずれている確率が90%以上です。
またそのずれも人それぞれで、ひどい場合は1センチ以上のズレがある場合があります。
5ミリ以上のズレがあると、頸椎に症状が波及し、それが全身の姿勢にまで影響します。頻発する頭痛、肩こり、首の痛みなどは、ほとんどがかみ合わせが原因です。
ただし、このズレを診断できる能力のある先生は限られます。このズレを診断できれば治療は確実に行われるのです。
顎関節症治療だけではない。ナイトガードの効用
ナイトガード入れた患者さまから
「ゴルフの飛距離が20%以上も伸びた」
「ベンチプレスが10%以上もアップした」
「夜ぐっすり眠れるようになった」
という声をしばしば聞きます。
筋肉というものは、リラックスした骨格の中で働くことでポテンシャルを最大限発揮できます。私自身も趣味でテニスをしていますが、噛み合わせを治すと瞬発力や、反応性が変わったことに驚きました。
ナイトガードをつけるとおおむね1週間程度で噛み合わせが変化します。
全身の筋肉がゆるみ、体全体の骨格が変わり、噛み合わせの位置も変化するためです。
これは私自身も非常に驚いた事実でした。
2009年4月13日
虫歯や歯の根にトラブルがあると矯正がうまく進まない

虫歯や歯の根に病気があると、矯正治療や噛み合わせの治療はきちんとできません。
虫歯などがあると、筋肉の緊張が残るため、正しい噛み合わせに誘導できないからです。
そのため矯正治療には力を入れていますが、虫歯や根管治療も扱っております。
虫歯の治療時の3つのポイント
・虫歯を絶対にとり残さないこと。(齲蝕検知液もしくはカリエスチェッカーを必ず使用すること)
・必ずラバーダム防湿下で治療を行う
・ルーペもしくは顕微鏡で削った形態、虫歯を確認すること
残念ながら、以前治療した歯が虫歯になってしまう場合が多く、治療が終了しているからといって安心できるわけではありません。
これらは虫歯を完全に取り除く治療を十分習得しているドクターが少ない、またあまりにも低い保険制度の評価で十分な治療がおこなえる環境にないことなどに起因しています。実際、17年ほど前は、私自身もラバーダムはしないし、検知液も使用しておらず、完全に虫歯を取り除いているとは言い切れない頃がありました。
これらは日本の歯科治療の現場問題や教育の現場の問題など様々な事が原因となっており、簡単に解決できることではありません。
一方、アメリカでは虫歯を取り除くことは当然の技術として教え込まれます。しかし、日本では虫歯をすべて取りきる必要性を教える先生はあまり多くないと言えます。
これらの事実はアメリカで実際に行われている治療を見学してはじめて認識しました。
当院では、虫歯をすべて取りきることで、確実な虫歯治療を行っております。
ラバーダムを使った虫歯治療
虫歯の原因は、お口の中の細菌によって産生される酸です。ですから基本的にお口の中を清潔に保ち、細菌数を減らしておけばできにくくなります。
しかし私の経験では治療を受けた患者さまのほとんどが虫歯の除去が不十分、詰めものが不適合あるいは材料の選択の間違いで虫歯の再発を起こしています。
これらは齲蝕検知液を必ず使うことや、ラバーダムを使うこと適切な材料を使うこと、良質な材料を使うことで防ぐことができます。
マイクロスコープを使った歯の根の治療
顕微鏡(マイクロスコープ)を用いて根の治療を行うと、治療の確実性が格段に上がります。
※根管内の観察例
右の写真は顕微鏡を用いて根管治療を行った時に撮影した写真です。根の中に出血があるのが見られます。このような根の先端付近の状態は顕微鏡でしか見ることができません。
当院では、難症例に対しては提携の撮影場所にてCTスキャンを撮影して治療を行います。
一部位(右上奥、左上奥など)を単位に撮影をいただいております(一部位1.5万、2部位目からは1万円)。詳しくはご相談ください。
CTは根管治療をより確実なものにしてくれます。

虫歯や、かみ合わせでお悩みの方へ
虫歯やかみ合わせでお悩みの方へ。虫歯治療は歯科医療で最も基本的な治療でありながら、治療が難しい分野です。
また型を取って詰めたり、かぶせたりする治療の場合、技工師さんが、物を製作する技術的な問題以外に、仮歯の期間に咬み合わせが狂ってしまうなどの問題で、咬み合わせがおかしくなることがあります。
当医院では、出来るだけ即日充填、即日かみ合わせを治療することを心がけ、主にアマルガムによる治療をお勧めしております。 アマルガムによって、即日低い歯を高くしたり、不適切な高さの歯を治療することで当たりを調整し、かみ合わせを治してゆくと、驚くほど調子がよくなります。
当医院におけるアマルガム治療例。
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治療後
強度のあるアマルガムを使うと上の写真のように歯自体をビルドアップ(盛り上げて歯冠部を製作する)することが出来ます。





