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2007年12月18日

器具の滅菌消毒

器具の消毒、滅菌 当医院では器具の滅菌に対してIMSを用いた、合理的かつシンプルで確実な方式を取らせていただいております。
基本的な器具の滅菌
1R0019140.JPG1、滅菌の準備
器具は治療ごとに決まったセットになっており、超音波洗浄後、ワッテ、ロールワッテ、ガーゼ、綿球を入れてふたを閉じます。(右の写真はアマルガム、フジⅡ充填用カセッテ)








5 R0019141.JPG 各カセッテには滅菌の機械認識番号、何回目の滅菌かを記入されたインジケータを載せて、パッキングされます。









2.パッキング
1R0019157.JPGパッキングされたカセッテは、各内容別の認識テープ(インジケーター機能付き)でシールされ滅菌されます。









3.保管
1R0019239.JPG滅菌された、カセッテは、開封されない限り半永久的に滅菌状態を保持されます。滅菌コーナーの棚に、治療内容別に保管されます。





顕微鏡を使った根の治療

根管内の異物除去

次は顕微鏡を用いた、根管内異物の除去の例です。

根幹内異物 根幹内異物 根幹内異物

左の写真は、根の治療の際にファイルという金属製の根の治療器具が折れているのが写っているレントゲンです。
特に痛みがなければ除去するのは危険ですし、問題を起こさない場合もあります。しかしこの患者さまの場合痛みが出てきましたので顕微鏡下ではずすことにしました。なんとかうまく外すことは出来ましたが、少し根の穴の太さが大きくなってしまいました。(右写真矢印)折れていた器具の長さは実施8ミリ近くありました。
このように顕微鏡下で根管内の異物を取り除くことはできるのですが、一歩間違うとさらにことを悪化しかねないリスクもあります。根に痛みがあったり、病巣ができてしまっている場合は積極的に取り除いてゆきますが、特に問題がない場合は、ある程度トライし、どうしても難しい場合は無理に取らないようにしています。
いずれにしても顕微鏡なしではこのような治療は困難です。

根の治療についてもっと知りたい方はこのページへ⇒根の治療(なぜ治らない)

根の治療は治りにくいと多くの患者さまが困るのが現状です。しかし、実は根の治療は実は非常に単純な次の3つの作業を行っているに過ぎません。
1、根の中にある異物を除去する。(感染の原因を取り除くため)
2、根の中の細菌を殺し、根の中を無菌の状態にする。
3、開けた根の穴に隙間なく材料をつめてゆく。 
といった3つの作業です。しかしながら1、を実際に確実に行うには、顕微鏡の力を借りなければ不可能です。また2、を確実に行うためにはラバーダム防湿と、隔壁(歯が大部分なくなっってしまった場合に作る壁)が確実に行わなければ無理です。
また3、も現在ではロータリーファイルと言って、超弾性(形状記憶合金)でできた歯を削る器具を用いて行うを確実に根の穴の形を材料を詰めやすい形にできるのです。

超弾性ロータリーファイルなどは、いずれも非常に高価でしかもロータリーファイルは、折れることもあるので、絶えず交換していかねばならず、非常にコストがかかるのです。
また、顕微鏡で治療を行う際は、非常に細かい作業で、治療は目も体も疲れますから、一日に何人も治療できません。よりよい根の治療を求めるのであれば、保険診療では難しいと言えるでしょう。
私個人の意見ですが、顕微鏡も使わない根管治療は、うまくいくかどうかわからない(根の中を確認できないので)極めて確実性の低い治療ではないかと思います。

ゴールドを用いた修復治療

ゴールドは、口の中で最も長持ちし、歯科も噛み心地、材料の安定性では他に追従するものはありません。瀬戸物はすぐに割れる、レジンは擦り減ったり虫歯になり易いいという点では、遠く金に及びません。
1.当医院で使用している金属(インレー用)・・・JRVT-PF(パラジュウムフリー)
(金含有量80%以上パラジュームは含まれていません)
虫歯治療
被せものよりも、インレー(歯に詰める形態の修復物)のほうがマージン(歯と詰めものの境界のこと)
が長いので、適合は難しくなります。

この金属は、鋳造で融解すると、卓越した細部の流動性をもちます。つまり削った歯の型の細部までの再現性が高いことを意味します。
この金属の伸び自体も非常によく、すり合わせ(金属を伸ばして歯との境界部の適合性を高める)が行い易いです。適度な金属の柔軟性があり、噛んだ感覚がとても心地良いです。

2.当医院で使用している金属(ブリッジ、コアー用)・・・Degunorm(ドイツデクサ製)

当医院で使用しているコアー、ブリッジ用のゴールドはデグサ(ドイツの会社、現在はデンツプライ三金に吸収合併)のデグノームを使用しています。この金属はもともとゴールデンゲートシステムといって、お口の中を同一の金属で治してあげようという考え方から開発されたものです。金属アレルギーにも対応しており、アレルギーを起こしやすい物質(パラジューム)などは含まれていません。非常に生体親和性が高い材料です・

虫歯治療
上の写真は、ゴールドを正しいステップにて作成したものです。
拡大部分を見ても金属と歯との境界に隙間は確認できないほど完全に合っています。

ゴールドは技工士さんですら自分に使ってほしいと思っている最高の材料です。歯に対して適度にすり減ってくれるので、自分の歯に対して悪い作用がほとんどありません、セラミックは見た目がきれいですが、歯より固いので長い間の使っていると自分の歯を削ってしまいます。また歯に対する適合性は、ゴールドに遠く及ばす、歯の削る量も非常に多く、自分の歯を失ってしまうのです。


これらお口の中できちんと機能する金属を選択するには確実な選択眼がないと不可能です。私は20年以上技工を自らやってきて現在の金属の選定に至りました。歯科医院によっては、金と言いながら14カラット(カラットとは24カラットの金を純金としてそれに対する金の含有量を数字で示したもの)程度しかない金を入れたりする先生も中にはいらっしゃいます。14カラットぐらいしかないと金としての十分な特性は示しません。

金の含有量は80%(おおむね20カラット)程度以上はないと金としての良さが得られません。当然よい金属を使えばそれなりにコストも高くなります。

最近ファイバーコアーと言ってレジンで土台を作る先生も多くいらっしゃいますが、レジンはしょせん樹脂です、その強度は金属とは比べ物になりません。ファイバーコアーを数年後に見てみると虫歯で歯はボロボロになっています。これはレジンの持つ吸水性によるものです。長期間お口の中にあると水分を吸収して細菌の増殖を引き起こすのです。

また同じ樹脂でも選ぶ材料によって硬さは違います。ハイブリットではまだしも、充填用のふつうのレジンでは強度は十分とは言えません。ましてすべての歯の土台(とくに奥歯)に使えるほどの材料ではありません。

2007年12月17日

なぜ歯科医になったのか?

歯科医を目指すまで
私は中学生のとき、かなり歯医者さんに通いました。実は結構虫歯があるといわれ、中には神経を抜いてしまった歯もありました。こんなに苦労するのなら実際自分が歯医者になってやろうとそのとき決心したのです。歯医者さんについて具体的な理想を抱いていたわけではありませんでしたが、小さいころからプラモデルを作ったり模型を作ったりするのが好きだったので、「あなたは歯医者さんのような細かい仕事をするのが向いているのではない?」と親によく言われたものでした。
どうせ歯医者になるなら日本で一番の歯科大学にいこうと決心し、そこに合格することを目標にして高校に進学しました。

受験の失敗と浪人生活
高校三年生のとき、それなりに勉強はしていたのですが、やはり当時のやり方ではまだ甘かったのでしょう。偏差値がぜんぜん足りないことに気がつきました。現役時代に、東京医科歯科大学を受験しましたが、結果はやはり惨敗でした。なんとして今度は受かってやるという意気込みで浪人を経験しました。今でもこの一年間は本当に苦しかった思い出です。

浪人生は人間ではないのです。学生でもない、社会人でもない、受験のプロとして、受験以外のことができても何にもならないといったストレスの中で生活していましたから、もし今度受験に失敗してもまた浪人する気はまったくありませんでした。

それがもしかしたら背水の陣のようによく作用したのかもしれません。その一年間の浪人後やっと晴れて東京医科歯科大学に合格することができました。

期待はずれの大学教養時代と予想外の大学院での落胆
しかし、こんなにも苦労して入った実際に大学に入ってみると最初の2年間の教養部時代は自分の思い描いていた理想とはかけ離れていました。歯の勉強をするわけでもなく、教養をつけるといっても、あまり興味を引く内容でもありませんでしたから、早く学部が来るとこが楽しみでした。3年生からの学部に入るとかなり忙しい毎日で、充実していたような気がします。

大学を卒業し、当時の臨床科の大学院に進学した私は、歯科に関する研究を始めました。わたしの場合は基礎医学的な研究であったので臨床とは違った内容でした。しかし基本的には臨床科の大学院に行ったのだから、さぞかし治療について素晴らしい技術を伝授してもらえるのかと期待したのもの当然でしょう。

しかし、現実的には大学院の学生のための教育カリキュラムは全くなく(私が行った講座が悪かったのかもしれませんが)、治療を教えてもらおうとすると、夜遅くまで技工室(歯に入れるものを作る作業をする部屋)にいつまでも残ってそこにいる少し上の先輩の先生に教えてもらうぐらいしかありませんでした。

私は大学院生だったので、夜遅くまで研究していることも多く、大学で実際患者さまを見たり、臨床を習得したり技工操作をしたりする時間もありません。そのような意味では治療の勉強をするのに非常に苦労しました。ですから当時から臨床を勉強するという点ではかなり貪欲にならざるを得ませんでした。

しかし講座にカリキュラムもないので実際の臨床の勉強はアルバイト先の歯医者さんで治療をやってみるといったことで習得するほかありませんでした。
しかし、アルバイト先はほとんどが保険診療で一日に30人ぐらいの患者さまを診る毎日、当日の治療内容はおろか、患者さまの顔と治療さえ一致してこないほど、すごい数の患者さまを診ていました。「これが私の追い求めていた歯科治療なのか、歯科治療で生計を立てるにはこれしかないのか?」と自問していました。


また当時数多くの講習会に出席していましたが、自分のためになった講習会は数えるほどしかありませんでした。今考えるとよくわかるのですが、講習会を本当に有能な歯科医が行うということは実は大変難しいことだと自分が40代になってよくわかりました。


ある一定の技術を持っていればどうしても働き盛りの頃には、患者さまが口コミなどで増えてしまいます。すると、技工や治療の準備等で一週間のほとんどの時間を取られてしまいますから、本当に腕のある先生が講習会を頻繁に開くことなどよく考えればあり得ないのです。

講習会をしている先生は、自分の患者さまだけでは食べていけなかったり、患者さまを紹介してもらうことが目的であったり、有名になりたかったりと言った理由で講習している人がほとんどで、そのような人に技術を持っている人はほとんどいないからです。

この頃に出席したほんのわずか良かった講習会が私の治療の助けになりました。

転機
このような状態の私に転機が訪れたのは、大学院3年生のときです。当時たまたまアメリカの歯科大を卒業し、アメリカの大学院まで出た先生が、治療を教えてくれるといってくれたのです。

研究のことが忙しくて、なかなか臨床をすることができなかった私にとっては非常にありがたいことでした。ただその当時生活費を稼ぐために、週二回ほど、一般の歯科医院に行ってアルバイトをしていたのですが、そのうちの一回をやめ、もちろん経済的には苦しくなりますが、先生の治療を見学するようになりました。

そのとき初めてアメリカの治療の仕方を見たのですが、そのときの鮮烈さは今でも忘れることができません。「日本でやられているいわゆる保険治療は、治療ではない」とそのとき私ははっきり思ったことを覚えています。

歯の治療における感染予防から、根管治療や虫歯の治療に使うラバーダム防湿など、アメリカで当たり前と思われていることを実施している先生はわずかしかいません。

このとき初めて私の進むべき道はこの方向だと確信しました。それ以来18年以上たちましたが、私の今の臨床の出発点はこの出会いから始まったのです。

大学退職、医院勤務そして開業
大学での診療とあまりにも違いすぎる治療を見てしまい、ショックを受けた私は大学でもその治療法を教えるべきだと思い、大学内で学生に治療の仕方を教えたりしていました。しかし残念ながら、どうしても大学の雰囲気に合わないものを感じ、ついに大学院卒業ご1年で母校を去ることになりました。

就職先はたまたま業者さんから紹介していただいた、医療法人で分院長を任せられたオーナーと出会い、患者さまを紹介してくださったり、プライベートでも本当にお世話になったりました。ここで4年間勤め上げた後、その医院をそのまま買わせていただき開業することができました。

苦労の開業とその後の2年間
オーナーの下で診療をしているときはそれほど経営状態も悪くないと思っていましたが、実際自分で経営してみると本当に大変でした。まず開業して1週間で今まで勤めていた助手の子が急に休んでしまいました。しかもその後連絡もなく1週間勤務に来ませんでした。

当時私と2人で診療に当たっていましたから、本当に大変でした。毎朝早く来て診療の準備をし、夜遅くまで残って片付けをしなければならず。人がいないのは本当に大変だと思いました。当時は患者さまも非常に少なく、一日に5人から7人ぐらいの患者さまを診ていました。経営もあまり楽ではなく、自分の給料を削って、機械を買ったり、装置を入れたりしていましたが、そんな状況でも治療に材料、道具に関しては決してケチったりはしませんでした。

上向き始めた経営とISO取得
その後何とか新しく衛生士さんを雇ってから経営状態も徐々に良くなってきました。そこで開業後2年目に、今後のことを考えて経営を明確化して診療を行えるようにと医療法人を設立しました。当時お願いした行政書士の先生に、「収入もそれほど多くないのに本当に医療法人にしても良いのですか」と何度も聞かれましたが、どうしても将来に備えて医療法人にしたかったので、してもらいました。結論から言いますと、今は医療法人法が改正され、新しく医療法人を設立するのはかなり難しくなったようで、良い選択だったと思います。


医療法人を設立した後、急なスタッフの退職や移動などがあると、当院でやっているような感染予防や、高度な治療のレベルを維持することが難しいのではないかと考え、ISO9001を取得しようと考えました。ISO9001によって、感染予防マニュアルや診療の準備のためのマニュアル、治療のためのクリニカルパスなどさまざまなマニュアルを作成しつつあります。

ISO9001取得によって医院の進むべき目標ができ、しかもそれに向かって着々と医院のレベルが上がっている気がします。今は患者さまのデンタルリテラシー(歯科に対する意識)をあげるための啓蒙活動として、本ホームページで情報提供したりしています。

今後の希望
今後の医院の進む方向ですが、私自身が診療を教えてもらうことに非常に苦労したということと、大学が一人前の歯科医師を作り出すことに非常に無関心であることなどから、歯科医師のための教育を少しでも啓蒙でいる人になりたいと思っています。

また患者さまにとって本当に良い治療とは一体何なのかを探究してゆきたいと思っています。そもそも歯とは非常に体に関係のある臓器です。というか歯が逆に体の調子をコントロールしているようにさえ見えます。

健康な体は健康な歯からと言えるかもしれません。
顎関節症で悩んでいる患者さまが多く訪れるにつて、歯と体との関係を知らされ、また治ってゆく患者さまを見ていると、これほどうれしいことはありません。このような体験を一人でも多くのドクターに知ってもらいたいし、また患者さまも歯に対してもっと注意を払ってもらえるようになるのが私の夢です。
このようにドクターが開業し医院が一定の成果を上げるまでの道のりに法則があることに気づいたのです。

当院の診療機器・技工機器一覧表

本院には以下の設備があります。(詳しくはお尋ねください)

設備 治療機械 歯科用ユニット3台(エーディック社製)
CTスキャン(RF社製)
ファインオキサー(強酸性水作成機)
超音波洗浄器2台(共和理研社製)
オートクレーブLISA 2台(クラスB対応、W&H社製)
オートクレーブデータ自動記録装置LISALOG 2台(W&H 社製)
コンプレッサー
予備コンプレッサー(ジュンエアー)
クリーンエアユニット(フィルターによるエアーオイル、固体物質、水除去装置)
バキューム
予備バキューム
歯科用顕微鏡(カールツァイス製、OPMI PICO)
手術用ルーペ4倍、1台、4.5倍、3台(コプルーペ、カールツァイス製)
手術用ルーペ5倍、2台(サージテル、オーラールケアー)
超音波スケーラー3台(ナカニシ社製)
タービン13本(KAVO社製)
等速コントラ12本(KAVO社製)
低速コントラ3本(KAVO社製)
プロフィージェット4本(KAVO社製)
4倍速コントラ1本(KAVO社製)
ストレートコントラ4本(KAVO社製)
ナカニシスケーラー  バリウスヘッド16本
エアースケーラー3本(KAVO社製)
ルートZX 2台(モリタ社製)
Xスマート(デンツプライ三金)
Xスマートプラス(デンツプライ三金)
光照射機1台(デメトロン、スターライトプロ)
LED照射器3台(VALO、ウルトラデント社製)
サーマフィル(バーティカル根管充填器、デンツプライ三金製)
高周波電気メス2台(エルマン社製)
アマルガメーター(Kerr社製(2台)
技工関係

技工机(クラッシック、KAVO社製)
バイオスター 2台(ショイデンタル社製)
ラボソニックカッター(ナカニシ社)2台
キャストマシン(キャスパック、デントロニクス社製)
ファーネス(アーキュサム、ジェレンコ社製)
技工用エンジンK11、K-POWER(KAVO社製)
ドライトリマー(乾式模型トリマー、レンフェルト社製)
技工用バキューム(KAVO社製)
マイクロエッチャー3台(HENRRY schein社製)
実態顕微鏡(オリンパス)
ミキシングマシン(レンフェルト社製)
スチームクリーナー(GC社製)
ドライオーブン(ショイデンタル社製)2台

業務管理 コンピューター(7台、Mous-Pro社製1台、sony社製1台、HP5台)
サーバー1台(IBM社製)
NASサーバー1台
在庫管理ソフト(当院オリジナル)、自費管理ソフト(当院オリジナル)
矯正診断ソフト(WINSEF)
ビデオカメラ(sony製)、デジタルテレビ(sony製)、デジタルカメラNIKON S7000
支援業務 電話、インターネットなど

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