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ホームページの見方
ホームページの見方(3)(2009/10/5)ホームページはあくまでも自院の宣伝ですから、書いてあることをほとんど信じてよいかというと、実は実際にやっていないことまで書いてあることがあります。第三者が審査したわけでもないので当たり前のことです。しかし第三者が審査するということはお金もかかるし、ましてや煩雑な仕事も増えるので、わざわざやろうとする医院は少ないでしょう。
私の医院もISOを取得していますが、毎回審査で指摘されることは、「そんなこといちいち不可能だろう」といったことが多くあります。たとえば、「材料は診療に差しさわりが起こらないように、きちんと管理されているか?」とか「患者さまが実際診療に満足しているのか、確かめる数値で示せるような判断基準はないのか、それを調べなさい」といったことです。
また感染予防に関しては、殺菌に使う強酸性水の殺菌力活性をきちんと管理したり、感染予防マニュアルがきちんと整備されているかまでチェックされます。
これは、歯科衛生士や、歯科助手まで審査の対象になっているので、非常に厳しく確実な審査といえます。これらの審査をクリアーしてきた私たちにとって、ホームページでいくらやっていると書いあるホームページを見ても、第三者が審査したわけではないので、本当にきちんとされているかはあやしいものだとかんがえてしまいます。
わたくしたちが、ISOを受けようと思ったのも「自分たちではやっていると思いこむ」ことを防ぐためです。
実際大きな企業では、このような客観的な管理を行うことによって一流企業になれるので、日本の技術は素晴らしいといわれてきたのだと思います。医療もそのようなブランド化できる品質基準を持った医院が生き残ることになると思います。
治療自体は、なかなか第三者が審査することは難しいのですが、私が数多くの人から聞いてわかったのは、本当に医院が良い治療をしているかどうかわかるのは従業員です。
実際従業員でかしこい人は、自分の医院の先生がどの程度のレベルの治療をしているかもっとも良くわかるようです。私が何人か出会った助手の方なかには、以前の職場で、「ここに来ていたら歯を壊されるから、早く別の歯科医院に行って!」と何度も心の中でその患者さまに叫んでいたという人もいました。
また、自分が治療を受ける際「自分の医院の院長以外の先生に治療の相談したい」と言い放った衛生士さんもいました。
幸いにして私の医院では保険診療を行っていないのですが、今までいた従業員のほとんどが何かしらの自費診療を受けてくれました。また難しい症例で時間とお金が多少かかっても辛抱強く治療に協力してくれていました。実際このような症例の中から、本当の難症例の治療方法を思いついたこともありました。
実際に患者さまの治療をきちんとやっている人にはわかると思いますが、理由が分からずに治りにくい患者さまの疾患はとても多くあります。治療期間が本当に完全に予測できる治療など実際は少ないくらいです。(もっとも簡単な患者さましか来ていないのなら別ですが、実際簡単な症例はほとんどないと思います)
私のところにいらした顎関節症の患者さまにいつ頃から首の痛みがひどくなったか聞くと、ほとんどが、歯の治療をされてからという答えが多いのも歯の治療の難しさを物語っています。
ホームページに銀歯をはずして、白い歯を入れた写真を得意げに載せている先生の写真を見ると「また一人かみ合わせを破壊された不幸な患者さまが増えた」と悲しくなって見ています。なぜなら、本当にかみ合わせの重要さを知っている先生なら、積極的にこのような症例を写真に撮って見せたりしないからです。
少しでもかみ合わせの怖さを知っている先生が見れば「自分はかみ合わせのことは何も考えず治療している先生です。」と公衆の面前で公言しているようなもだからです。もちろんそれに気づくのはむしろ患者さまでなく、ほんの一部の先生にすぎませんが・・。
歯科用ホームページの見方(2)(2008/10/26)
私の医院は保険診療を行っておりません。ですから患者さまをある程度経営が成り立つほどの人数を確保するのは非常に苦労しました。
もちろん治療にはある程度自信がありましたし、実際治療をした人はほとんど完治してゆかれますし、費用が高いといった苦情もほとんどありませんでした。しかもISO取得したおかげで、その規定内容の質管理で、問題がありそうなことはことごとく先手を打って摘んでゆくシステムになっているので、あまり患者さまとのトラブルは少なかった方といえます。
しかし自由診療だけで患者さまを集めることは思った以上に大変でした。というのは費用が高いだけに、昔の歯科のように口コミだけでは到底患者さまを十分に集めることができなかったということです。また現代の人は昔ほど口コミをしなくなりました。また価値観が多様化しているので、自分の信条にあった患者さまに来ていただかないと、お互いにメリットがなくなってしまいます。
そこでインターネットを利用した患者さまに対する情報提供を行うことで、現在の状況まで患者さまにある程度来ていただくことができるようになりました。
これも「インターネット自医院の特徴をでどの様にしてアピールするか」といったことを試行錯誤で行ってきたことの結果です。しかし結局は自分が本当にとりくんでいることを正直に書いてゆくことが一番ということに気付きました。私のような弱小の医院ではとても莫大な広告費を出すことはできません。ですから地道にやってゆくしかありませんでした。
歯科のホームページの見方(1)(2008/10/17)
私も歯科医院がどのようなホームページを出しているのかは興味があるのでちょくちょくホームページを検索しては、上位から中身を見ていきますが、最近はなかなかうまく作られていて、私でも「どの先生がきちんとした治療をしているのか」といったことはわかりにくくなってきています。
特に医療に関するものは、評判を調べようとしても、患者さまの個人個人で感じ方が違ったり、治り具合も違います。ですから友達が「良かった」と言って紹介してもらっても意外によくなかったりすることも結構あると思います。というのは、歯科治療における技術はそう簡単に素人に判別がつかないからです。
しかし、院長先生の考え方そのものを見分けることで、ある程度きちんとした治療をしている先生かどうかは知る方法がないわけではありません。
ホームページはあくまでも宣伝でしかありません。ですから「自分の医院が取り組んでいないことや都合のわるいことには触れない」
といった特徴があります。つまり自医院の不利になることは一切書かないのです。
私が個人的に思うのは、歯科医院として本当の姿勢がよくわかるのは感染予防対策です。
というのは、感染予防対策は手間がかかるうえ、一般の人にあまりなじみがない上、ちょっと見たぐらいでは素人ではどのような対策がされているかは、わかりようがありません。
そのような理由から、アメリカなどでは、「自院はきちんと対策をしております」といったアピールの一環として、当医院に設置してあるようなボトルシステムのボトルを患者さまの目につく位置に設置したりしています。(4.ユニットの水の管理 の写真)
ほとんどの人が「感染予防なんて歯科治療ではそれほど重要ではないのでは?」と思いこんでいます。
しかし一昔前までは歯医者さんはかなりの確率で肝炎にかかっており、それがために歯医者は寿命が短い職業とまで言われていました。今日肝炎が恐ろしい病気であると知らない人は少ないでしょう。そのような病気を院内で患者さまどうしてうつらないようにするのは非常に大変です。また本人も気がつかないで肝炎のキャリアーでありながら歯医者に通院している人もいます。そのような危険性がある以上一定レベル以上の感染予防が必ず必要なのです
そのようなことを考えると、歯の治療以前に感染予防は患者さまに対する最低限のサービスだと、良識ある専門家は考えるでしょう。
つまり感染予防について、ある程度は書いてある医院を選ぶのやよい判断ではないでしょうか?「食品衛生管理ができていないレストランで、おいしく料理が食べれるのか?」といったことと同じ様に医療では感染に関するとりくみが重要です。歯科における感染予防は、食材における衛生管理と同じ意味だと私は思います。
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