![]() 登録番号 JIS Q9001:2000 |
![]() 登録番号 JSAQ 2044-3 登録範囲 歯科医療サービスの提供 |
| 1. | 常に最新の治療技術を勉強し、その技術に対して冷静な判断を持って、患者さんごとに適切な治療を選択できる先生 |
| 2. | 患者さんの望む治療と、患者さんにとって最適な治療との違いを理解し、それを患者さんに理解させてから治療をする先生 |
| 3. | 患者さんがわからないことに対して、時間を惜しまず教えてくれる姿勢のある先生 |
| 4. | 治療がうまくいかなくてもアフターフォローを確実にしてくれる先生 |
| 1. | 患者さんの要求に迎合することが正しい治療だと勘違いしている先生 |
| 2. | 責任を取らない先生 |
| 3. | 患者さんがわからないことに対して、説明しないもしくは説明する能力のない先生 |
| 4. | 医療人として倫理観のない先生 |
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最近「患者さんが満足する治療が良い治療である」と全くの勘違いをしている歯科医師がたくさんいます。しかし良く考えてみてください。歯科治療は非常に奥が深い内容です。そのような複雑な内容を素人の患者さんが理解して要求しているわけがないのです。最近クリアライナーという矯正していても“わからない矯正装置”などがはやっています。一見患者さんの受けは非常に良いでしょう。しかしこれらの治療はあくまでも微調整に使うものであって、きちんとかみ合わせを整えることはできません。この矯正によってかみ合わせがひどくなり、結局体調までおかしくなっている人を、私は数多く見てきました。またかみ合わせをきちんと治さないで、審美歯科の名のもとに、奥歯にことごとくセラミックを入れる先生がいます。セラミックは割れやすく、長い間使用してゆくうちに相手方の歯をすり減らしてしまいます。また正しいかみ合わせを作るのが難しく、かみ合わせの調整が困難です。そのような説明もされず、歯のせいで体調が悪くなった人が数多くいることを私は見てきました。
本人が歯のせいで体調が悪くなったとは思っている人は少ないのですが、歯を治すことで体調がよくなったりするので初めて気づく人が非常に多くいらっしゃいます。(私もそのひとり)
医師は”途中で道がなくなっている高速道路を猛スピードで進もうとしている人がいたら止めてあげなければなりません”つまり患者さんが素人考えで間違った治療を受けようとするのであれば、それを「危険ですよ」と言って止めるのが医療人としての役目です。いくら患者さんが希望するからと言ってお金になっても、何でも患者さん言葉に迎合する歯科医師は、先に道がない高速道路の料金所で黙ってお金をもらって通しているような人と同じでしょう。私はこのような先生に治療をしてもらおうとは思いません。
近頃はプロとしての仕事を勘違いして、金もうけのためなら何でもやる歯科医師が増えていることが誠に残念です。プロの歯科医師として患者さんが知らない情報を提供し、患者さんを今よりよりよい状態にもっていってあげる必要があるのです。何も知らない患者さんに迎合した治療をする歯科医師はプロとしてひいては人間として非常に問題があるといえるでしょう。きちんとした情報を提供し、その内容を理解してそのあと患者さんが自分で選択するのは自己責任です。
しかし何も知らない患者さんに言われるがままに迎合して治療を行うのは最近あった姉歯の事件と同じです。あのマンションを購入した人は、自分のニーズにはきっとあった物件を買ったと喜んでいたでしょうし、事実を知るまではきっと満足していたはずです。この事件と同じことが現在歯科の現場で一部起きている気がします。このような医療倫理に反する治療はもっとも許されざるべきものでしょう。アメリカではこのような倫理観を持ち合わせない歯科医師はことごとく免許をはく奪され、淘汰されてきました。今後日本でもこのような動きが起きてくる必要があると私は思うのです。