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矯正治療の目的とは?

皆さんは、どんな目的でこのホームページを見ていますか?
「ステキな歯並びになって、キレイだねって言われたい!」
「人前でも自信を持ってしゃべれるようになりたい!」
ええ、もちろんそれも矯正治療の大事な目的のひとつ。他にも、虫歯や歯周病になりにくい、といったメリットはきっとよく知られています。
でもね、私はこう考えるんです。
矯正の本当の目的は、"噛み合わせを治すことにある"ということ。こんな話を聞くと、「噛み合わせ?そんなの治してどうすんの?」なんてあなた思うかもしれません。
とんでもない!噛み合わせはとっても重要です。たとえば、多くの日本人が悩まされている頭痛や肩こり。これも不自然な噛み合わせがもとになっている場合があります。また、噛み合わせが悪いと、自律神経失調症といった症状が現れることもあります。
噛み合わせのずれは、本当は恐ろしいもの。時には全身疾患へと発展する恐れもあるのですから。
私が考える矯正治療とは?
●1. 噛み合わせを治す
皆さんは矯正治療をすれば、当前噛み合わせは良くなっているだろうと思うでしょう。
しかし、残念ながら必ずしもそうではありません。
矯正治療をして歯並びは一見良くなったように見えるのに、首が痛くなったり、肩が凝るようになったといった問題を抱えた方も少なくありません。これは、噛み合わせと全身の筋肉が大きくかかわっているからなのです。
●2.かみ締めを弱める
かみ締めは噛み合わせが悪いと引き起こしやすくなります。噛み合わせの悪い人はより食い縛ったりする癖が多いのです。
これは矯正を行うことで正しい噛み合わせに治してゆくと自然に少なくなり、それに伴って肩コリや首の痛みがなくなってゆくのです。現代人はストレスが多く、かみ締めが強すぎる方がたくさんいます。これを治すのも矯正の役目です。
●3. 顔の輪郭が美しくなる
わざわざ美容整形に通って、骨を削ったり、たるんだ頬を引っ張ったりしなくても、歯科矯正でも、あごの筋肉が正常になる場合もあります。
私自身の経験でも、エラが張っている人、頬骨が出ている人が、顔の輪郭がほとんどの場合、良い方に変化してきます。
●4. 歯のひび、歯周病の悪化を防ぐ
不自然な噛み合わせからくる、強いかみ締めで、歯にヒビが入り、虫歯になりやすくなります。
また、奥歯に過大な力がかかるため、歯周病を早める原因となる場合があります。これらの症状も、噛み合わせを考えた矯正治療で、予防することができるのです。
●このように矯正治療はただ単に見た目を治すだけではなく、噛み合わせを治すことによって、さまざまな効果が期待できるといえるでしょう。
レントゲンの像の変化
ここで、噛み合わせと身体との関係を分かりやすく説明するため、実際のレントゲンを見てみましょう。
【治療前】
このレントゲン写真は、治療前のある患者さまのものです。頸椎(けいつい:頭を支える骨のことです)が後ろ向きに反り、気道(空気のとおり穴)が狭くなっています。
この患者さまは首の痛みや、肩のコリに悩まされていました。
【治療後】
左のレントゲン写真は、治療が終盤に差し掛かっているところです(上下前歯の出っ歯は最終段階で治します)。
みてください。あごの位置が完全に変化し、首の反りがなくなっているでしょう?また気道が治療前と比較するとかなり大きくなっています。
実際、首や、肩の凝りがかなり良くなったそうです。
どうでしょうか?患者さまの改善の様子がよく分かったでしょう?
私どもは10年以上も前から噛み合わせと、体の関係を実際の症状を診ながら、研究してまいりました。
もちろん、美しい笑顔、そして歯並びの悪いことからくるコンプレックスから脱出できることは素晴らしいことです。でも、それ以上の副産物として、矯正治療は健康な体を手に入れることもできるのですから!
わたしとして、矯正治療が、単なる見た目の改善にとどまると考えられることは、歯科医としては非常に残念な話です。
これからは健康(未病を予防するためにも)のためにも矯正治療が大き な意味を持ってくると考えるのです。
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