「ラバーダム」って何?
ラバーダムとは、治療の際に歯に装着するゴムの膜のこと。
ラバーダム防湿はすでに100年以上前から歯科治療で使われてきました。ラバーダムには以下のメリットがあります。
<ラバーダムのメリット>
・治療中、歯が感染することを防ぐ
・治療中、器具などで患者さまの粘膜、舌などを傷つけてしまうことを防ぐ
・治療部位を見やすくし、治療の精度を上げる
・患者さまが安心して治療を受けることができる(恐怖感からの開放)
当院の歯科治療では、このラバーダムを用いて、患者さまの負担を軽減。丁寧で確実な治療を行っています。
修復治療などを行うとき
左の写真は10本歯を露出する方法です。この方法は主に土台の型や、かぶせ物の形を作るために削ったり際に行う方法です。10本露出しているので、噛み合わせがどのようになっているかわかります。
ラバーダム防湿には多種多様のクランプ(ラバーダムを固定する装置)が用意され、これを使い分けることによって適切な防湿と、適切な治療が行えるようになります。
クランプの使い方を知らない人は、ウェッジのようなゴムを使いますが、これは治療の作業が行いにくくあまり良い方法とは言えません。
左の写真はくさび状の欠損を修復する際に使われるクランプです。
左の写真のようにこのクランプを使用しないできちんと防湿して材料を詰めることはできません。
材料の仕上げをしているところ。
材料の仕上げをしているところ。
根管治療を行うとき
根管治療を行う際に一本の歯だけを露出する際に行います。比較的歯冠部(歯の頭の部分)が多く残っている場合にこのようにしてかけることができます。
ブリッジになっている歯に対しては、左の写真のように特殊なラバーダムのかけ方を行います。
ラバーダムを切る方法もありますが、こちらの方法のほうが防湿効果は高くなります。
接着性のセメント材で歯を合着させるとき
(もちろん、金属材料、直接修復材をつける際にもラバーダムは使用します)


このようにラバーダムは治療を行いやすくするには欠かせない器具です。
感染を防ぐための設備
本医院は衛生管理のために、次のような設備を備えております。
●強酸性水生成器
ファインオキサーは強酸性水という、強力な抗菌性をもつ機能水を生成する器械です。
※強酸性水の抗菌性
ちなみに当医院で使われている強酸性水は、アジア各国を騒がせた「SARS」対策で使われたもとの同じ種類。
当医院で使用している強酸性水は、バクテリアであれば一瞬、肝炎などの強力なウイルスも長くても数分で不活性化することが可能です。
また環境にほとんど影響ありません。当医院では洗い物、手洗い、ユニットに流す水に使用しています。

<ファインオキサー(5つの特徴)>
1.錆びにくい強酸性水
(強酸性水は強力な殺菌力があることは知られていましたが、さびやすいという欠点がありました。しかしファインオキサーは特殊な半透膜を使用することで、さびの原因である塩化ナトリウムを減らし、器具が錆びることは非常に少なくなりました)
2.低ランニングコスト
(ファインオキサー水と塩さえあればいくらでも強酸性水を生成できます。したがってどんなにじゃぶんじゃぶ使ってもコストは一日10円もかかりません。)
3.殺菌力が長持ち
(不純物が少ないため、今までの強酸性水と違い、2か月程度安定した殺菌力を保持します。)
4.安全
(強酸性水は誤って飲み込んでしまっても安全、厚生省労働省が野菜の洗浄に使用することを認めているほどです。グルタールは扱う人にも健康に悪く、環境を汚染します)
詳しく知りたい方はinfo@ethica.or.jp または03-3237-8998までお電話ください。
手洗い設備
当院では、手洗いにも強酸性水を使っています。
器具なども患者さまの体液が触れるとすぐに強酸性水で洗っています。またユニット、ビニールで覆うことができない部分は、強酸性水で拭いて消毒しています。
手をかざすと、強酸性水が自動的に出るようになっています。
オートクレーブ
滅菌できるものはすべてオートクレーブという滅菌装置でしております。滅菌したものは専用の袋に入れられたまま保管されます。
オートクレーブはクラスB(ブリオンなども不活化できるもの)対応の器械です。
滅菌データもプリントアウトできます。
クワトロケアー
この装置はタービン、エンジン、スケーラー等の清掃とメンテナンスに使用するものです。
当医院では開業当初からこのようなメンテナンスを行ってきたおかげで、13年以上経過したタービンやエンジンが大きな故障もなく使用できています。
殺菌タンク
ユニット内から出るエアーはカビやさびを含み、汚れています。
このシステムを使って、エアーをいちど銀コーティングされた殺菌タンクを通すことによって、殺菌されたエアーをユニットに供給します。
根管治療で根管内を乾かしたり、あるいは虫歯の際に水やエアーで歯を洗う際、強酸性水と併用することによって、二次感染をほぼ100%防ぐことが可能になるのです。
自動洗浄システム
当医院では、日本で初めて「バキューム自動洗浄システム」を導入しました。これは、バキュームの洗浄を効率的に行い、常に清潔な状態を維持させることができます。
強酸性水ユニット取水システム
当医院では、歯を削るときに使用する水にも、酸性水を取り入れています。これにより、高い感染対策環境で歯科治療を行うことができるようになりました。

自動的に強酸性水を生成
ファインオキサーを設置しています。
当院は設計の段階から強酸性水を水道水代りに使えるようタンクに自動的にためる方式にしました。
タンク内のセンサーが働き、一定量の強酸性水がなくなると、自動的に強酸性水を生成し始めます。(必要なのは月に1回程度塩を入れる作業だけです)
流しの下のタンクに40l常備
強酸性水は流しの下のスペースに40l常備し、常に一定量が使えるようになっており、非常に便利です。(導入コストは20~30万円程度、ファインオキサーの本体は含みません)
また改造を加えれば院内すべての手洗いを強酸性水にすることも可能です。実際に台湾などではサースの時に酸性水を病院で導入することが義務つけられました。
日本の消毒に関するレベルは先進国でも最低レベルです。
カリエスの治療に圧倒的な効果を発揮
カリエスを取り除く際も、スリーウェイシリンジで洗浄すればすぐに消毒したのと同じ状態になります。
私の医院ではスリーウェイシリンジからも強酸性水がでるので、虫歯を取り除いた部分がかなりきれいに見えます。これも隠れた強酸性水の効果です。
写真はカリエスを取り除いた後強酸性水で洗った状態の歯です。
歯科用顕微鏡 カールツァイス
写真は歯科用顕微鏡のOPMI PICOです。価格はビデオ付きで400万円前後です。当医院で使用しています。
私の場合、MANI、ライカいずれも使用しましたが、MANIは像が悪く、ライカは操作性に問題があり、使用に堪えませんでした。スムーズな制動感、きれいな像、こまやかな配慮から考えるとツアイスが顕微鏡では最高だと思います。
多少無理してもこの機種をお勧めいたします。ちなみにPRO ERGOという上位機種がありますが、重さ、価格等を考えると(操作性は抜群ですが)、あまりお勧めではありません。
OPMI PICOにソニーのビデオ
左の写真は、OPMI PICOにソニーのビデオを取り付けたものです。
OPTIONでビームスプリッタ(60万前後)をつけた後、ビデオレンズ用のリングを特注して、つけたものです。今はリングはもしかしたらツアイスで売っているかもしれません。
私はこれを作ってもらうのに15万ほどかかりました。これを使ってビデオ撮影すると、パソコンにもすぐ入るし、患者さんに説明するときも簡単にできます。
顕微鏡も感染予防が大切になります。感染予防がきちんとできる顕微鏡は私が調べたところツアイスしかありません。
アーム部分、各種ボタン部分にオートクレーブ可能なシリコンキャップが用意されております。これも少し高く(全部で2~3組そろえると10万ぐらいかかる)感染予防にはコストがかかります。またレンズ部分のキャップも売られています。(10組で18,000円)ですから、毎回使い捨てにはできませんが、こちらは直接患者さんに触れるわけではないので、キャップのみ消毒して使っています。
色収差がなく、レンズも明るく、根管治療には本当に威力を発揮します。しかしMORARのような動きができないので、診療はやや疲れます。大体のところをルーペ(これもツアイスがお勧め)で確認後、仕上げを顕微鏡で行うのがグッドです。
アームの部分を取り外して、中にコードを通すことができます。(全部で4本ぐらいが限界です)ビデオケーブルを通しています。
カールツアイス ルーペ
ルーペもやはりカールツアイスがナンバーワンです。価格は少々高いですが、絶対に間違いありません。オーラルケアーのサージテルも持っていますが、自分では使っていません。明るさと見やすさが違います。
歯科用顕微鏡を現在使っている感想ですが、常時これを使うのは目も相当に疲れるのと、見える部分や顕微鏡のヘッド部分の動きが制限されるので、難しいと思います。
私の場合おもに根管治療や虫歯の確認に用いています。通常のカリエス治療であればカールツァイスコプルーペの4倍で十分よく見えます。
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