睡眠時無呼吸症候群
最近話題となっている睡眠時無呼吸症候群ですが、実は歯と非常に深い関係があることをご存知でしょうか?
当医院では睡眠時無呼吸を改善できるマウスピースを患者さんに入れていただき、ほとんどの患者さんで成果が認められています。
マウスピースで改善も可能ですが、顎を引いて寝てしまう癖のある方はスリープスプリントを入れられることをお勧めいたします。
睡眠時無呼吸症候群の定義
睡眠時無呼吸症候群とは?
AHI=無呼吸・低呼吸指数が5以上ある場合を睡眠時無呼吸症候群と定義しています。
無呼吸とは・・・鼻の気流が10秒以上停止すること
低呼吸とは・・・10秒以上換気量が50%以上低下すること。
無呼吸・低呼吸指数 =1時間あたりの無呼吸と低呼吸を合わせたもの。
睡眠時無呼吸症候群で引き起こされる疾患
睡眠時無呼吸症候群は恐ろしく、下記のようなさまざまな問題を引き起こすことが論文で報告されているようです。
1、AHIが10以上の場合居眠り運転による交通事故などを起こす確率は6.3倍になります。
2、循環系合併症を引き起こします。
睡眠時無呼吸症候群は単独の高血圧危険因子です。
3、重症度の睡眠時無呼吸症候群を放置すると、12年後に4割以上の患者さんが心筋梗塞あるいは脳卒中を起こします。
と言われています。
当医院を訪れる人は、多くは「最近急に眠くなる」、とか「寝てもなかなか疲れが取れない」とか、一緒に寝ていた人に、「呼吸が止まっていたよ」と言われて気づく人が多くいらっしゃいます。
しかし、実際どうやって治療するのか?またどこで検査してもらうのか?がわからず、不安なまま過ごしている人がたくさんいらっしゃいます。
これらがスリープスプリントや、矯正治療で治るのですから、命にかかわることです。ぜひ治療を受けてみるべきでしょう。
特に高血圧と睡眠時無呼吸症候群とは深い関係があり、睡眠時無呼吸症候群を治療すると、高血圧も改善するという報告があります。
睡眠時無呼吸症候群の治療
睡眠時無呼吸症候群に治療にはおおむね次の3つぐらいしかない。
1、減量・・肥満は睡眠時無呼吸のもっとも大きな因子です。減量すれば顎周りの脂肪も減り、睡眠時無呼吸を起こしにくくなるのは当然です。
2、CPAPシーパップ・・・鼻マスクのような装置で、鼻から常に圧をかけ、気道がつまらないようにする方法です。この治療法は確実に効果がありますが、苦痛で受け入れられにくく、一生しなければならないので、できなくなる人が多い。
3、O.A.(オーラルアプライアンス)・・・口に入れる装置で、スリープリテーナー、マウスピース、などがある。比較的受け入れやすく、効果も高い。
いずれも原因療法ではないが、肥満以外の睡眠時無呼吸の人にはO.Aはもっとも受け入れやすく、効果も高いという結果が出ています。
睡眠時無呼吸症候群の本当の治療は矯正治療や咬合治療など、顎自体を広げたり、顎の位置を前に出した状態でかみ合わせを完成させることです。
つまり、前出のうちのシーパップや、OAはしょせん対症療法にすぎないということです。




