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インダイレクト、白須賀法

白須賀法(インダイレクトボンディング法)

白須賀法とは、白須賀先生が30年余りにわたる臨床の経験から、体系化した素晴らしい方法です。
私も白須賀先生と何回かお会いしていますが、矯正治療に関してとても情熱を感じております。
矯正治療は、ワイヤーベンディングなど複雑な治療方法を単純化したり、確実にできるだけ短い期間で治療が終了するように、治療方法が改善されてきました。そして現在はストレートワイヤー法という最終的な効率性と正確性の高い方法に改善されてきたのです。
しかし、この方法は逆にブラケットポジショニングが非常に重要で、これがきちんとできていないと、正確な矯正治療の結果が得られません。
この点に着目し、完璧なブラケットポジションの方法を考え出したのが白須賀先生なのです。
当医院で制作した、ブラケットポジションの技工編のマニュアルを使用すると、ポジショニング用のインダイレクトボンディングトレーの製作がすぐに理解できるようになっています。
ちなみに現在は臨床編、およびポジショニング編を作成中です。
白須賀先生の講習会で使わせていただいているのはこのマニュアルです。

何故規格化する必要があるのか?

ブラケットの位置付けは、多種多様のブラケットメーカーが様々な基準で公開してきました。はじめブラケットの高さは、歯冠長の真ん中であるといわれていましたが、今では歯冠から一定の距離(歯によって異なる)につけることが最も良い結果を生むとわかってきました。ブラケットを勘でつけワイヤーを曲げることによって調整を行う治療は、非常に不確実で、どの歯に合わせたらよいかわからないため、結果が非常にあいまいで、適当になってしまいます。また、ブラケットの位置で歯の傾き具合が決まってしまうので、どの歯が正しい傾きで並んでいるのかわからなくなってしまい、結局かむようににワイヤーを曲げて帳尻を合わせる治療になってしまい、歯の正しい傾きが得られず、不適切なかみ合わせのあたりができ、歯ぎしり、かみしめなどの良くない症状が出てきます。これらの症状は、首の痛み、肩のコリなどにつながり、最終的には内臓疾患などにも影響してくるのです。
また、矯正治療では、顎の位置の狂いを正確に見極めることが非常に重要であるにも関わらず、ポジショニングが悪いことによって、この見極めを行うことができなくなってしまいます。ホームページで公開されている大部分の矯正治療の結果を見ればわかることですが、ほとんどの症例で、治療後においても患者さんの顔はゆがんだままです。これは歯の真ん中は合っているように見えますが、実は顎の位置が間違ったまま治療が終了しているからです。そこでよく観察すると、左右の歯で重なり具合が違っていることがあります。すなわち顎の位置が左右的に狂っているために、重なり具合を完全に改善することができなくなってしまうのです。
つまり矯正治療を完全に行うためには、歯並びと顎のゆがみを両方治す必要があるのです。このように考えると矯正治療が容易なことではないということがわかります。どんなに簡単に見える治療でも1年で終わることなどほぼあり得ません。

また、私も自身も臨床の経験から子供の治療であらばまだストレートワイヤー法による、ポジショニングさえうまく行われれば治療はほぼうまくいきますが、大人の場合はどうしてもある程度意図した位置に歯を動かすためには、ワイヤーをアクチベートしなければ難しいと思います。このことが一般歯科医が矯正を始めた場合もっともテクニック的に難しいと思います。確かにストレートワイヤー法のみでは完全なかみ合わせを作ることは難しいでしょう。


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