審美修復(
レジン)
レジンはプラスチックのことです。この材料による治療は、おもに前歯や、強い力のかからない部位に行います。審美性は高いのですが、強度がない(どんなに開発が進んでも金属よりプラスチックの方が強度が低いのは、誰が考えても当たり前のことです。分子の構造が違うからです)ことと、
抗菌性あるいは
静菌性をもたないとういう性質があり、大臼歯の咬み合わせの面や、奥歯の横の部分につめると問題を起こすことが非常に多いからです。大臼歯の咬み合わせの面では、レジン(樹脂)は時間とともに削れてきます。すると適切な咬み合わせの面がレジンを詰めた部分だけ低くなり、全身の影響を与え始めます。(かみ合わせの面の減少は場合によっては数十ミクロンでも問題を起こすことがあります。(一番奥の歯、7番と呼ばれる歯が擦り減ってしまうと恐ろしい
顎関節症症状が起きることがあります。このような症例の場合一度
顎関節症になってしまうと、治療できる歯科医は非常に少ない)できれば金属を使うことが望ましいでしょう。
また奥歯の歯と歯の間に詰められた
レジンは虫歯になる可能性が非常に高く、
レジン(樹脂)で虫歯になってしまうと大変なことになっていることが多く(歯が虫歯でなくなっている)審美的だからと言って
レジン(樹脂)を奥歯にたくさん詰めることは将来の歯の状態に非常な不安を覚えます。詰めるとしても小さな咬合面などの症例に限るべきでしょう。
レジン(樹脂)が大丈夫と考えている先生は、
レジンが擦り減ることによる
かみ合わせへの影響や、
レジン(樹脂)が水を吸収する性質を持つために虫歯になりやすいことを理解していません。
ただし、多くの患者さんはそれほど感受性が高くないので、レジンで虫歯になっていても痛みを感じなくしかも長い間放置してもこれと言って問題を起こすことがないというのも事実です
しかし実際、虫歯ができてしまった患者さんを真剣に治療しようとすると大変な労力が必要とされます
金属は水を吸うことはありませんが、
レジン(樹脂)は水を吸ってしまうのです。また矯正で使用するレジン性の接着剤で激しい虫歯になってしまっていることがよくあります。これはスーパーボンドというアメリカでは絶対に使われない
レジン系の接着剤を使用して矯正のブラケットをつけているために起きるのです。スーパーボンドを使ったために悲惨な状態になった症例を下にお示しいたします。(私も大学で教わったために使っていたが、8年ほど前から使っていない。ちなみにこれは私の治療した症例ではありません)
上下の大臼歯にブラケットをつけた位置に虫歯ができている。
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| 矯正のブラケットにスーパーボンドを使用したために出来てしまった歯のエナメル質のハセツと虫歯。 |
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