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ナイトガードによる顎関節症の治療

顎関節症だけではない、ナイトガードの効用
当医院では、患者さんのよりよいクオリティーオブライフの提案の一つとして、ナイトガードとスリープスプリントを提案しています。

ナイトガード(マウスピース)は顎関節症の症状がひどい場合、直ちに作成し(最短で当日中に作成しお渡しすることが可能です)夜寝るときにはめて頂きます。これをはめていただくことによって、顎関節症様の症状が噛み合わせの悪いことが原因であるのかおおむねわかります。

マウスピースは噛み合わせをいかに正確に採得するかというテクニックと、その噛み合わせをいかにうまくナイトガードに移しこむかによって効果が決まってきます。私自身がマウスピースを作る理由がそこにあるのです。当院ではさらに技術の向上ができほとんどの人に効果が出るようになりました。
マウスピースは、もともとバスケットボール選手や、アメリカンフットボールなど、スポーツ医学の分野で歯を保護したり、瞬発力を上げたりすることに効果がありました。それを治療に応用できないかと考え、歯軋りの防止や、顎関節症の治療に使われはじめました。
もちろんナイトガードが全く効果が出ない方もいないわけではありません。口の中に物を入れておくことが我慢できない人や、寝ているとあごが自然に奥に行ってしまい、マウスピースの位置に顎をもってこれない人などです。このような場合はスリープスプリントなどを用いると効果が出ると思います。これらの難しい患者さんについては現在も研究中です。ほとんどがナイトガードの使い方が誤っていることが多いのですが・・。

この装置を入れることによって、顎や歯は強い噛みしめでかかる力から保護され、顎関節症特有の顎周囲の筋肉の痛みなどが軽減されます。
また、ナイトガードをつけるとおおむね1週間程度で噛み合わせが変化します。これは全身の筋肉が弛緩し、体全体の骨格が変わり、噛み合わせの位置も変化するためです。これは私自身も非常に驚いた事実でした。
ちなみにマウスピースを入れた患者さんがゴルフの飛距離が20%以上も伸びたり、ベンチプレスが10%以上多く挙げれるようになったりしました。これには私も結構驚きましたが、筋肉というものはきちんとリラックスした骨格の中で働くことでパワーが変化するのだということに気づかされました。私自身も趣味でテニスをしていますが、噛み合わせを治すと瞬発力や、反応性が変わった気がします。(具体的に数値で調べていませんが・・。)

ナイトガードナイトガードは、専用の機械でプレスして作られます。おおむね2年~3年程度使うことができます。現在はより違和感の少ない、2枚重ね(噛み合わせの部分のみ厚くなっている)のタイプに変わりました。2枚重ねのタイプは、バイオスターという機械でしか作れません。このタイプで装着感はかなり改善いたしました。

ナイトガード(マウスピース)の効用

ナイトガード(マウスピース)は、顎関節症以外にもさまざまな使い方ができます。特に激しくぶつかったり、瞬間的に大きな力をだす必要があるスポーツなどでは絶大な効果を発揮します。またナイトガードをしたままスポーツをすると、体の重心が安定します。噛み合わせを正しくし、さらにナイトガードをはめることによって、スポーツ選手でなくても運動能力は上昇します。

私自身が使用した感想ですが、長時間の飛行機の旅行などに装着すると、噛み締めなどがなくなり、いわゆるエコノミー症候群の予防にもなります。エコノミー症候群は体を動かさずに長時間同じ姿勢をしているためにおきるもので、飛行中、眠りについてしまったりすると、狭い客室内で詰め込まれることにより、ストレスがかかり、噛み締めなどを自然に引き起こしてしまいます。これが何時間もの旅となると、体中の筋肉がコチコチに硬くなってしまうことがあるのです。体がコチコチになると当然血流は悪くなり、血栓ができやすくなってエコノミー症候群になるのです。

私たちの普段の生活でも、朝起きると背中や方が硬くこわばっていることがあります。睡眠中に体の特定の部分が圧迫されていることも原因のひとつですが、寝ている間の強い噛みしめが原因が実際はほとんどです。なぜならある年齢以上になると、朝階段を降りるとき、妙に背中が痛くなったり、膝や股関節が痛いなんてことが良くあります。また左の首が張るような場合は、胃や腸に問題を引き起こします。朝あごの周辺が噛みしめていたような気がする場合、ナイトガードが必要な場合があります。
このような場合ナイトガード(マウスピース)をするだけで痛みが軽減することがほとんどの患者さんで認められています。
また当医院で矯正治療を受けた患者さんはおおむねすべて体調が良くなり、首の痛みや、頭痛が消えたりしています。
私自身も100%治せる自信が昔はなかったので、患者さんにもそのような可能性はあるとしかいっていなかったので、患者さんは非常に喜んでくれます。
本気で治すならどうしても矯正は必要でしょう。削って治すことができる噛み合わせのズレの範囲はある程度限られていますし、噛み合わせのズレはそんなに少ないものではありません。


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