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顎関節症の治療の実際

顎関節症の治療の流れは以下のようになります。

顎関節症の治療の実際

症例によって治療の仕方がまったく違うため、一律の同じ方法で治療が行えるわけでなありません。

例1、口が開かない、もしくは開きにくくなってしまった患者さんの場合
このような患者さんは、多くの場合、首や肩がこることが多く、本人が自覚していなくても、美容院などで肩などのコリを指摘されたりすることが多い。
またもともと口が開きにくいために、歯医者さんでも口が開けられないなどの経験があり、実際大きく口をあけてものを食べるのは苦手である。
このようなタイプの人は、上記の症状以外に、背中や腰まで痛みや違和感をうったえることがあり(ぎっくり腰などを経験)、ひどい場合、異常な発汗、など自律神経系のバランスが崩れていることがある。
また咬筋が発達しているので、頬骨の部分と、ほっぺたが体形に比べて明らかに張っている。

治療法
適切に作成されたナイトガードなどで、歯ぎしりをふぜぎ、筋肉の緊張を取り除く。そのあと場合によっては矯正治療を行うべきです。しかしながら矯正治療による治療は、ブラケットがデーモンのようなフリーフリクション(ワイヤーとブラケットの間に摩擦抵抗がない)のものを使用し、噛み合わせの位置に対する目標がきちんとしていないといけません。
治りにくい例としては、すでにヘルニアの手術をしている、神経節ブロックなど、器質的変化をすでに与えてしまった場合です。このような場合は体が元に戻ったとしても、切り取られたり神経にダメージを与えられているので、完全に元の体の状態に戻すのが難しくなります。

何故噛み合わせが影響するのか?
噛み合わせに異常があると、噛む筋肉のみならず、胸鎖乳突筋などの首の筋肉や、後頭挙筋など、頭を持ち上げている筋肉等に異常が起きます。顎関節症症状を訴えている患者さんの多くが後頭部のコリを訴えています。これによって正常なS事状のカーブを描くべき首の骨が逆S字状になってしまうため、胸椎、腰椎を含めた、すべての堆骨の形状に影響を与えてしまいます。
すると首から上の付近の筋肉の異常な緊張が体のねじれや、左右非対称の姿勢、また頚椎のゆがみなどを引き起こし、全身にまで及ぶ影響を与えてしまうのです。実際、歯を治療して大きな効果が出るのはその歪みが治ってゆくからだと考えられます。(実際に私の場合も、整体と矯正治療で首のS字状カーブは治ってきていると同時に首の痛みや肩こりはなくなった)
顎関節症のひどい患者さんは上を向いてうがいをすることができなかったり、左右に首を回すと非常に回りにくい側があったりします。
首のカーブが悪い人は、低い枕で寝るのがつらかったり、肩こりや首の痛みが枕を変えることで治ったりします。しかしこれらもあくまでも対症療法で、首の形状がが治るわけではありません。


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