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顎関節症で起こる症状
噛み合わせ(顎関節症)の問題で起きるよくある症状
1. 顎がポキポキなる
2. 顎の筋肉や、首の筋肉、肩の筋肉が凝る
3. 口が開かなくなる
4. 背中が痛くなる
5. えらが張る、顔がゆがむ(左右非対称になる)
顎関節症になると、下記のような目に見えるような症状が出てきます。
歯の根元がえぐれた状態になる

歯軋りで普通はとがっている犬歯が削れてしまった患者さん。

異常な噛みしめで歯にヒビが入ってしまった例。

歯の根元付近の異常な骨の増殖。

いずれも、典型的な顎関節症の人の持つ歯の状態です。
顎関節症(噛み合わせが悪いことが原因)でおきるさまざまな体の不調
先に書いたものは、比較的軽度な患者さんに現れる症状です。しかし重篤になると、次のような恐ろしい症状が現れます
1. 頭痛がある、耳鳴りがする(大きい音ではないが、静かな場所でわかる音、これは歯だけが原因でない場合もある)。
2. 目の奥が痛む
3. 異常な発汗、ドキドキ感(甲状腺機能亢進に似た症状)
4. 疲れやすい(全身の倦怠感)
5. 平衡感覚の喪失(かみ合わせの左右的ずれが引き起こす場合がある
6. 背中や顔のできもの(かゆい発疹状のもの)
7. 味覚異常、下のざらざら感などの違和感
8. 腰痛(ぎっくり腰など)
これらの症状は、意外にもかみ合わせに原因がある場合が多く非常に恐ろしいです。患者さんによっては矯正治療やナイトガードなどで、1か月もしないうちに症状が改善する場合もあります。しかし実際は完治が難しい場合もあり、完全に解明されたわけではありません。また治療期間や費用がかかるのが難点です。つまり、ある程度効果を出すのに時間とお金が非常にかかるということです。当医院の場合は治療の際現在までの経過と歯科治療、体の状況を慎重に検討させていただき、歯に関する原因の可能性が高い場合、治療について説明いたします。(顎関節症の患者さんは、多くが敏感な人が多く、治療に関して臆病な傾向があります)
これらは、噛み合わせと一見何の関係もないように思われますが、実は大きく関連しています。実際は噛み合わせが悪いことが子供の頃から続いているので、自分はこういう体であると思い込み、自分が歯のせいでそのような体調になっていることに気づいていない人がほとんどです。しかし現実には噛み合わせは、全身の骨格にまで変化を与えてしまっているのです。噛み合わせの治療だけで完治することが難しい症例もありますが、大部分は噛み合わせを治すことによって、体調が改善することが可能であることが当医院の患者さんで証明されています。
噛み合わせの治療や、矯正治療を行うことによって、疲れにくくなったり、肩こりや頭痛が減ることは実際よくあることです。しかし今までは、どうしてそのようなことが起こるか理由が分からず、治療法の確実性にかけていました。
実は私自身が体調を崩し、整体に通うようになってから、なぜ噛み合わせを治すと体調が良くなるのかの理由のほとんどを知ることができたのと、どのように患者さんの筋肉の状態を診てゆけばよいのかもわかりました。
なぜわかったかというと、整体にも通院したおかげで、肩凝りや首の凝りが大幅に減ったのですが、自分で行った噛み合わせの調整はそれにもまして効果が大きく、筋肉の緊張が急激に取れたからです。自分で自分の噛み合わせの調整を行った(実際は友人にも手伝ってもらった)ので「何をしてはいけなくて、何をすればよくなるか」、とか「どのようにして治ってゆくのか」が手に取るようにわかり、患者さんと治癒の過程を共有できるのです。また整体の先生と話をしているうちに、アンバランスな体の使い方が筋肉に負担をかけ、バランスの悪い骨格を作り、それが血流やリンパの流れを阻害し、結果的に大部分の疾患を作り上げてしまうこと知りました。すると歯に関しては本人の体の使いかたとは関係なく、歯並びや、行われた治療によって疾患を作られてしまうので、大変な問題でしょう。もちろん歯の治療だけで完治できるわけではなく、それ以外に食生活、普段の体の使い方、生活習慣などを改善してゆくことも非常に重要です。
歯は体の中でもっとも敏感な器官といわれます。皆さんは口に中に髪の毛が入ってもその存在に気づくはずです。髪の毛はおおむね80ミクロン程度の太さしかありませんが、これを咬めばすぐに感知できるほど、人間の歯の感覚は敏感です。このような敏感な組織ですから、わずかに噛み合わせが狂っただけでも体調がおかしくなる人がいることは想像にかたくありません。このように噛み合わせが狂った場合、多くは激しいかみ締めと緊張が引き起こされます(このような筋肉の緊張は虫歯や根の病気などがある場合でも起こります)。あるいは、狂った噛み合わせを補償するために筋肉を緊張させて顎の位置を調整したりします。これにより、咬むための筋肉にシコリのような凝りができ、それが口や顔全体の筋肉にアンバランスを引き起こしてしまうのです。
つまり噛み合わせが狂ったために、咀嚼に関係する筋肉でも、常に緊張している筋肉とそうでない筋肉とができるのです。こうして緊張が起きている筋肉がついている部分の骨は、常に強い力で引っ張られるため変形してしまいます。骨に変形が生じると、顔の骨格がゆがんできます。このゆがみがひどくなるとそれを補正するために、首や肩の筋肉が緊張し、頚椎にまでゆがみがおきてきます。これらのゆがみがさらにひどくなると胸椎や腰椎にまで影響が及び、最終的には全身の骨格のバランスが崩れ、普通に立ったり歩いたりするだけでも疲れやすくなったり、ひざが痛む、腰が痛むなどの症状が出てきたりするのです。
顎に関して考えると、噛み合わせが狂うことにより、緊張した咀嚼筋によって、顎の骨のみならず、顎の関節を作っている関節軟骨まで変形を起こすことがあります。すると本来の正しいはずの噛み合わせの位置まで正しく再現できなくなってしまうのです。このように考えてゆくと、噛み合わせの治療は非常に慎重に行わねばなりません。つまり安易にかぶせ物で正しい噛み合わせを作っても必ずしもそれが完全に正しい噛み合わせの位置を再現しているとは言い切れないからです。つまり筋肉の緊張を先に取り除いてやらねば、正しい噛み合わせの位置を決めることすらできないのです。
もともとは噛み合わせの不都合が始まりでも最終的には全身に波及してしまい全身のゆがみがひどくなりすぎると、歯を治しただけでは治らない場合もあります。また日常生活の癖(右手だけしか使わない、重い荷物をいつも左手だけで持つなど)で、自分独自の体癖で長い間生活してきたために、骨格が変形してしまった人などは、歯の治療だけでは治りません。歯の治療と共に整体院などによる治療を受けることが、治癒への近道です。
現在は、治療を行ってゆくうちに、かみ合わせのどのようなずれがどのような症状と関連しているかがわかってきました。それは随時、日記等で書いてゆきます。
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