当院では、顎関節症の治療にナイトガード(マウスピース)をつかっています。
下の写真はナイトガード(マウスピース)の写真です。
ナイトガード(マウスピース)は顎関節症の症状がひどい場合、直ちに作成し夜寝るときにはめて頂きます。これをはめていただくことによって、顎関節症様の症状が咬み合わせの悪いことが原因であるのかおおむねわかります。
またこれを使っても症状が改善しない場合は咬み合わせ以外の原因を考える必要があります。(当院では9割以上の人に効果が出ています。また万が一効果が出ない場合でも、別のタイプの装置を使うことによって改善することがあります。症例や症状によっては装置を変えてやる必要があります)
マウスピースは、もともとバスケットボール選手や、アメリカンフットボールなど、スポーツ医学の分野で歯を保護したり、瞬発力を上げたりすることに効果がありました。それを治療に応用できないかと考え、歯軋りの防止や、顎関節症の治療に使われはじめました。
この装置を入れることによって、顎や歯は強い咬みしめでかかる力から保護され、顎関節症特有の顎周囲の筋肉の痛みなどが軽減されます。
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ナイトガードは、専用の機械でプレスして作られます。おおむね2年~3年程度使うことができます。 |
ナイトガード(マウスピース)の効用
ナイトガード(マウスピース)は、顎関節症以外にもさまざまな使い方ができます。特に激しくぶつかったり、瞬間的に大きな力をだす必要があるスポーツなどでは絶大な効果を発揮します。またナイトガードをしたままスポーツをすると、体の重心が安定します。咬み合わせを正しくし、さらにナイトガードをはめることによって、スポーツ選手でなくても運動能力は上昇します。
私自身が使用した感想ですが、長時間の飛行機の旅行などに装着すると、かみ締めなどがなくなり、いわゆるエコノミー症候群の予防にもなります。エコノミー症候群は体を動かさずに長時間同じ姿勢をしているためにおきるもので、飛行中、眠りについてしまったりすると、狭い客室内で詰め込まれることにより、ストレスがかかり、かみ締めなどを自然に引き起こしてしまいます。これが何時間もの旅となると、体中の筋肉がコチコチに硬くなってしまうことがあるのです。体がコチコチになると当然血流は悪くなり、血栓ができやすくなってエコノミー症候群になるのです。
私たちの普段の生活でも、朝起きると背中や方が硬くこわばっていることがあります。睡眠中に体の特定の部分が圧迫されていることも原因のひとつですが、寝ている間の強い咬みしめが原因のことも非常におおいのです。このような場合ナイトガード(マウスピース)をするだけで痛みが軽減することが多くの患者さんで認められています。