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ISOについて
ISOについて
ISO規格を本医院は2004年に取得いたしました。はじめは興味本位でしたが、今は常に外部から監視されているという点で、自分の医院が医療というカテゴリーの中でどのようなレベルにあるのか判断材料になり、非常に良い刺激となっています。歯科医療についても適応が広がりつつありますが、残念ながらまだ歯科業界で取得している医院は100件にも満たない状況です。
取得にあたり、審査は大変厳しいのですが、歯科医療サービスが一定の質を持って提供できると自信がもてる有意義なものです。
当院ではISO9001取得によって以下のような改善が得られました。
*器具・機械類の効率的な配置のための内装工事(2006年改装時、2009年移転時)
*在庫管理プログラム(当医院オリジナル)導入による、完全な在庫管理
*消毒滅菌、感染予防管理におけるマニュアルの作成と、それに伴う作業の標準化
*治療におけるクリニカルパス(診療手順書)による治療方法の標準化
*自費カルテシステムによる会計管理と予約システムの構築
*ファインオキサーが作成する、強酸性水の効力の管理をするため、毎日pHが基準レベルを満たしているか測定。
*材料、器具などのマニュアルを常に即座に参照できる体制になっており、薬剤アレルギーや、器具の不具合などに対して、スピーディー対応することが可能。
*世界標準の滅菌器RISA(滅菌レベル、クラスB)の導入
などです。当医院ではすでに20以上のマニュアルが存在し、そのマニュアルに従ってアシスタントの審査が行われるため、常に最高レベルの診療を維持できるシステムとなっています。当医院では数カ月ごとにマニュアルの見直しを行い、常に最新版を作成し、またそのマニュアルに従った従業員の教育訓練を行っているため、常に最高のレベルの診療を提供できるようになっているのです。これはトヨタなど、製造業の品質管理システムを医療の質維持システムとして流用したもので、これにより、非常に少ない修復物の脱落率と、トラブルの減少を実現しており、患者さんからも高い評価をいただいております。

本医院で最近、多く起きたヒアリ、ハット事例と、その改善には以下のものがあります。
代表例
1. 麻酔薬によるアレルギー、体調不調(オーラ注という麻酔薬は注射後に体調不良を訴える人が多くいました。(今はその原因と考えられていた保存料のメリルパラフェンは入っていないようです)。しかし、当医院では、治療中気持ち悪くなったり、貧血を起こしやすくなる人が非常に多かったです(薬剤に対する感受性は人によって異なります)。メーカーは安全と言っていますが、私は個人的には臨床の経験からいつ何がおこるかわからない危険な薬剤ではないかと思っています。今は当院ではキシロカインを使用しています。キシロカインでオーラ注の時に起こった問題は今のところほとんどありません。しかし価格がオーラ注より高いのです。また、まれに麻酔薬のリドカイン自体にアレルギーがあり、浮腫を起こしたり、気分が悪くなる人がいます。このような場合はキシロカインを使用することができずシタネスト(エピネフリンが含まれない麻酔薬)を使いますが、使用期限が短いのと、麻酔が効きにくい欠点があります。
2. ラテックスアレルギー(まれにラテックスにアレルギーのある患者さんがいらっしゃいます。そのような場合はノンラテックスのラバーダムを使用しています、これらのアレルギーについてはカルテのわかりやすい位置に表示され、スタッフが準備の際、間違えることがないようにしています。)
3. ネオクリーナーによる事故(根の治療に使う)ネオクリーナーは強力な薬剤で、やけどを引き起こします。また服が漂白されることもあるので、当院では特別なエプロンを使用して、事故を未然に防いでいます。
4. 痛み止めのボルタレンは強力ですが危険も伴い、患者さんによっては腸炎を引き起こすことがあり、当医院では使用をやめました。(実際腸炎で入院してしまった人もいます)
5. イソジンで毎日うがいをすると強力な腐食作用で歯が溶けてしまいます。耳鼻科でもらったとしても、毎日うがいにつかうのは非常に危険です。またトレー法などでイソジンを虫歯予防に使うのはかえって歯を痛めてしまう可能性が高いので避けたほうがよいでしょう。
6. 根管充填に使用するキャナルスの液に含まれるポリプレングリコールは過敏症の人に使用すると非常に危険です。このような人たちはそれまでの根管治療の経過が良かったにもかかわらず。根管充填を行うと急に痛みを訴えたりします。この材料は化粧品、3-mixMP法、根管貼薬剤などに入っていることがあり、注意が必要です。
7. 仮歯に使われるレジン(日本製)は、粘膜に対する刺激性が強く、人によってはアレルギー症状を起こします。当医院では、敏感な患者さんには使わないようにしており、最終的には日本の仮歯用のレジンは在庫がなくなり次第使用しなくなる予定です。現在は治療に関係ない技工用の材料として使っています。
歯科治療におけるISOの継続的改善のイメージ

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