この本では、歯が原因で様々なことが起こることが載っています。金属アレルギーで歯の詰め物でアトピーになってしまった人。また咬み合わせが悪くて身体の調子が悪くなってしまった人などが出てきて、歯の治療がいかに大切かわかる内容になっています。 個人的には、”O―リングテスト“などちょっと怪しいことを治療に取り入れている先生も出てきますが、かなり、よく調べられている内容で治療の詳細と治療法の賛否両論について書かれています。 雑誌の編集長だったと思いますが、歯で非常に苦労したので、歯の特集号を作らせたみたいです。 雑誌自体はあまり知られていませんが、割と面白い雑誌だと思います。
突然編集の人から電話がかかってきて、「歯の特集をやるので取材させて欲しい」といわれ、「(広告費に)一体、いくら払うのですか」と聞くと、「お金は要らないし、普通の先生と反対意見も欲しいので、ぜひ取材させて欲しい」といわれ、複雑な気持ちではあったものの、取材を受けることにしました。 歯の根の治療の重要性についてと、咬み合わせについて、それから歯に金属をつめることが別に問題あることではないという内容のことを話したかと思います。当時まだ顕微鏡のある歯科医院は珍しかったので、顕微鏡の写真を使おうということになりました。取材にいらした方の歯を顕微鏡で見てみたら恐ろしいことになっているのが見え、その方も絶句していた記憶があります。 しかし結局、顕微鏡を使って撮影した写真はボツになり、代わりに、ラバーダムの写真と(右下)、金属アレルギーのキットの写真だけが採用になりました。結構いろんなことを話したつもりでしたが、載ったのは、「金属を使う治療は決して悪い治療ではないという意見もある」といった内容ぐらいでした。今でも歯の長期間のもちを考えると、詰め物はプラスチックやジルコニアより、金属の方が絶対良いと思います。(金属アレルギーの人はそんなに多くない・・金属アレルギーのページ参照)将来は歯の色と同じ材料のジルコニアなどももっと良くなってくると思いますが・・・。
一般の人にとって、歯医者さんは選ぶのが難しいということで、良い歯医者さんの選び方を匿名ということを条件に書かせていただきました。今と状況は多少変わってしまっていますが、当時の良い歯医者さんとあまり好ましくない歯医者さんの選び方について書いたものです。 今では自由診療で治療をしている歯医者さんも多くなり、自己責任で歯医者さんを選ぶという考えも患者さんにだいぶ強くなってきたと思います。 患者さんの代表も書いていますが、結局「患者さんの知識不足が、歯科医院選びの失敗の一番大きな原因である」と結んでいます。わたしの経験ですと、切羽詰まらないと良い歯科医院を探さないのに、良い歯科医院など、めったにないので大変です。(都内でも本当にまともなのは数件、名前が売れている歯科医院ほど危ない)